バカ旅行雑誌に騙されて命を失った日本人の旅行者@チベット/中国
チベットのラサに入ると、欧米人観光客が中心になって、ネパールのカトマンズ行きの4WDをチャーターしていく仲間を集めるお知らせが、あちこちの安宿の掲示板に貼ってある。
でもそれよりも目立つのが、カラー写真付でビニールコーティングした、中国語、英語、チベット語、日本語で書いてある、ものすごく金のかかっている「日本人の旅行者の行方不明捜索願いポスター」だよ。
僕が行ったときだけでも、三種類のポスターが貼ってあった。
で、中身を読むと、みんな学生で、海外個人旅行では素人レベルなんだよね。
これは間違いなく、日本で出版されている、バックパッカー向けの旅行ガイドブックを読んで、そこに書いてある「チベット旅行はトラックなどのヒッチハイクがいい」という、素人旅行者と素人編集者が、気分ででっち上げたいいかげんな話に騙されて、危険なことをやってしまったんだろうね。
でもね、もともと日本人旅行者なんて、誰もたいした冒険なんかはしていないんだよ。
日本人海外旅行者の「冒険旅行」なんて、日本の新聞社や雑誌社(特に朝日系)が、適当にでっち上げたものなんで、たいした事はないんだよ。
それは、世界旅行者である僕自身が、実際に、世界旅行者の目で、世界各地で出会った日本人旅行者諸君をみて思うんだけれどさ。
僕は、「こいつは本当にすごいな」と思うようなレベルの日本人旅行者に、一度も出会ったことがなかった。
自転車旅行なんかをして、自分だけで舞い上がっている三流大学中退の馬鹿は何人か見たけどさ(笑)。
また僕の最初の伝説の海外個人旅行、それ以前も、以降も、僕が出会った日本人旅行者で、日本のマスメディアに出てくるような、そのままの、立派な人間は一人もいなかった。
誰が考えてもわかるけどさ、まともな日本人が、何年も海外個人旅行をするはずがないじゃないか(涙)。
つまり、日本のマスコミの海外旅行冒険記事なんて、うそだらけなんだよ(笑)。
チベットで行方不明になった若者たちは、純粋(単純)過ぎて、うその旅行記事に騙されて、人生を棒に振ってしまったんだよ…。
こういう嘘を書いて、金儲けをしている日本の旅行ジャーナリズムは、恥を知らないのかな。
日本人は、正直、個人旅行には向いていないんだよ。
それは、日本国内でもそうだし、海外でもそうだ。
日本国内では、みんなでいっしょにニセ温泉にでもつかって、酒を飲んで芸者を揚げて、「楽しかったねー♪」と言ってればいいのだし、海外旅行でも、友達や家族と一緒にハワイへでもいって、いいホテルに泊まって、いい食事をして、「私たちは海外旅行通なのよん」と言い合っていればいいんだよ。
何も学ばず、何も考えず…、ただ他人と同じようなことをして満足する。
それが、日本人なんだからさ。
【写真】素人旅行者が旅行を知っているつもりで作っている馬鹿雑誌「旅○人」に騙されて、命を失った日本人旅行者諸君の行方不明ポスター。
【旅行哲学】日本人旅行者なんか、ろくなやつはいないよ。