浦江飯店のドミが消滅@上海/中国
前から噂にはなっていたのだが、日本人バックパッカーにとっての上海の定番宿、浦江飯店(Astor House Hotel)のドミトリーが、2005年になくなったようだ。

浦江飯店の英語名「アスターハウスホテル」というのは、有名人も宿泊したことのある、もともと非常な高級ホテルで、バンドに近く立地もいい。
僕が行った時も「何でこんなホテルをバックパッカー宿にしてるんだろう?」と不思議に思ったくらいだから、納得はできるんだけどね。

関西から船に乗って上海へ行くバックパッカーにとっては、「とにかく浦江飯店へ行けばベッドはある」という感覚だった。
浦江飯店も会議室をバックパッカーに開放して、男女混合のドミにしたりしてたからね。

だから、今年の夏から、大勢の日本人バックパッカーが一斉に船から降りたら、どこへ行くんだろう?と心配になったりする。
まあ、中国人は金儲けがうまいから、船の中で宿の紹介なんかして、マイクロバスで連れて行くようなことは、絶対するだろうけどね(笑)。

そろそろ夏休みの旅行で、船で上海へ行く人も多いだろうけれど、「浦江飯店のドミは消滅した!」という貴重な情報を胸に叩き込んで、あらかじめ宿を考えた方がいいと思う。
ま、僕はもちろん、2002年に船で上海へ入り、陸路でバンコクまで下ってるから、関係はないんだけどね。

浦江飯店のサイトは2つ存在している。

「ASTOR HOUSE HOTEL」 http://www.astorhousehotel.com/
「PUJIANG HOTEL」     http://www.pujianghotel.com/

「ASTOR HOUSE HOTEL」の方で予約すると、一番安い部屋がツインで45ドルなので、これは一度泊まってみるといいでしょう。
かなり手を入れたみたいなので、なかなか趣のあるホテルになっているだろうしね。

【写真】浦江飯店の名所、吹き抜けのロビー
【旅行哲学】伝説のホテルはどんどん消えてなくなり、想い出だけが残る。