バンコクセンターホテル@ホアランポーン駅前/バンコク/タイ
(世界旅行者の第2弾「これが正しい海外個人旅行」http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/book/treasure2.htmより)


2:旅行代理店は、旅行者の敵だ!

旅行代理店のカウンターで、往復のフライトにOKが出たのを確認して、ふと、カウンターの隅に置いてある資料を見たら、「世界のホテルの料金表」というものがあった。
そこで、ハッと思い付いて、目をつぶってページを開く。
すると開いたページに、バンコクのホアランポーン鉄道駅前の「バンコクセンターホテル」が、一泊シングル又はツインが2600円で掲載されている。
僕はこの時、「なるほど、神がバンコクセンターホテルに泊れと指示しているのだな」と考える。
その場で、到着した日のホテルの予約を取る。
これで、バンコク往復の航空券と最初の夜のホテルの予約が取れた。
二日目のホテルの予約は取らない。
二日目のことなんか、なにをするか、どこにいるか、わかるはずがないからね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
6:夜行寝台車は二等がいい

バンコクセンターホテルの僕の部屋6006号室は、ツインルームで、ごく普通のシティホテルの設備が整っていた。
バスルームは大きくて、たっぷりとお湯が出るし、テレビではCNNが見られ、冷蔵庫もクーラーもある。
これに、ビュッフェスタイルの朝食も付いている。
東京のホテルならば、ツインで3万円程度の部屋と言っても、無理に通らないことはない。
ということは、値段は十分の一以下か。
これはキモチイイね。
安い値段で設備の整ったホテルに泊るのはキモチイイよ。
日本人の海外個人旅行では、金のあるなしに関わらず、ひたすら安い部屋に泊ることを自慢する傾向がある。
これが、日本人の貧乏旅行幻想で、貧乏な旅ほど日本人の間では、大きな顔が出来ることになっている。
もちろん長期旅行ならば、一番削れるのが宿泊代金なので、安く泊るということは大切。
しかし、普通の仕事を持っている普通の日本人が、一週間や二週間の短い旅に出た場合、むやみやたらに安いホテルに泊っても意味がない。
だって、汚いホテルはキモチヨクないからだ。
物価の安い所では、それほど高くない料金で、設備の整ったホテルに泊れるのだから。
安い国で無理矢理に安い所に泊るのでは、金の使い方を知らないわけだ。
安い所に泊るのは、物価の高い国にするのが理屈だ。
ただ、バンコクまで来て、一泊一万円もするホテルに泊るようでは、金の無駄使いだ。
物価の安いバンコクに来たら、安くキモチヨク泊らなければならない。
(仕事やなんかで、他人の金で泊るのではなく)自分で金を出すのなら、僕はバンコクなら4千円でも絶対に高いと思う。
世界中を旅した僕の経験から言うと、西ヨーロッパを除いて、世界平均で20ドルちょっと払えば、一通りの設備のそろったホテルに泊れることになっている。
僕はだから一泊20ドル程度を基本に考えていて、無理にそれ以下の値段で泊ろうとは思わない。
これが、僕がいま新しく提唱するキモチイイ旅行の方針だね。
【バンコクセンターホテルに飛び込んだ話】
ホアランポーン駅近くだと、鉄道でアユタヤ観光をするにも便利なので、最初に泊った「バンコクセンターホテル」に予約無しで飛び込んでみた。
レセプションで交渉したら850B(2500円程度)、日本で予約したら2600円だったので、日本で予約をしたのより安い。
ちなみに空港のホテル案内所で値段をチェックした時は960Bだった。
僕の場合は飛び込みが一番安かったわけだ。
ホアランポーン駅のすぐ横には「ステーションホテル」という安宿もある。
日本人の若者が泊るというので、一緒に行ってみたが、シングルで250Bからエアコンが付くと400Bになる。
朝食込みで850Bのバンコクセンターホテルは、オススメだ。
なお、ホテルの冷蔵庫にはビールもミネラルウォーターもあるし、部屋にはミニバーもあっておつまみも揃っている。
が、こういうものに手をつけずに、コンビニで買って来て、少しでも安く飲んだり食ったりするのが、キモチイイホテル滞在の基本だ。
もちろんホテルのレストランなどには、無料の朝食以外は近寄らない。
注)この文章は世界旅行者の第2弾「これが正しい海外個人旅行」の「メコンを越えてラオスへ」という旅行記の一部です。
「これが正しい海外個人旅行」をクリックすると説明が出てきます。
「世界旅行者の部屋」 http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/
【写真】バンコクセンターホテル
【旅行哲学】ホテルが安いところでは安くて気持ちいいホテルに泊まろう。