フエの日本人宿「ビンジャンホテル」

ハノイの安宿街を歩いていた日本人旅行者を見つけて話をしたら、フエでは「ビンジャン(ビンジュオン)」という安宿が、日本人が集まっている日本人宿として有名だという情報をゲットした。
日本であれこれ調べるよりも、現地で、その場所から来た人間を捕まえて、情報を得るのが、海外個人旅行のコツだ。
夜行寝台列車でフエに着いて、駅前のバイタクに「ビンジャンへ行け」というと、着いたところは確かに「ビンジャン」と書いてあるが、日本人の姿が見えない。
いろいろ聞いてみると、このホテルは「ビンジャン2」だったのだ。
「ビンジャン2」は、ビンジャンに似ているが、ビンジャンではない。
「ビンジャン」へ行くと、噂通り、日本人の若者がウジャウジャいた。
1人だけ黒人がいて、彼が日本女性をミエミエに口説いていたのが面白かった。
海外で黒人と会って、英語で話をすると、日本女性はだいたいセックスしてしまうものだから注意した方がいい。
このときも、日本女性は目が潤んでいて、完全にエッチする体制に入っていたよ。
ところが日本男性というのは、ホテルのロビーで互いに話もせず、日本のマンガを読みふけっているオタクばかりなのだから、これではセックスのチャンスはないね(涙)。
「ビンジャン」のマネージャーはなかなかの色男で、日本語も上手だったよ。
写真を見ればわかるが、ホテルの壁にいろんなツアーの料金表が貼ってある。
ベトナムでは外国人観光客は何も考えなくても、自動的に旅行できるようにシステムが出来上がっているわけだ。
つまり、ベトナムでは、自分でバスや観光の手配に頭を悩ませる必要はない。
現地に行けば、すべてスムーズに行くものなのだ。
例えば、フエからは、近くの観光地へのツアーバスもいろいろとあり、もちろん、ベトナムの北へ南へと、ツーリストバスが出ている。
国境を越えて、ラオスへのバスの手配もしてくれるよ。
国境を越えるバスは、ドンハ国境を越えて、ラオスのサバナケットへ行くようだ。

【写真】フエの有名な日本人宿「ビンジャンホテル」
【旅行哲学】ビンジャン2は、ビンジャンではない。
【トリビア】ベトナム語で鳩のことを「チンポコ」という。
http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20040702