大連賓館414号室@大連賓館/大連/中国

大連空港から民航バスで大連市内まで行こう(5元)と思って聞くと、「バスはない!」と断言される。
ちょうど出会った呆毛田さんという70歳を超えた旅行者と一緒にタクシーに相乗りすることに決める。
呆毛田さんは予約済みの大連駅前のラマダホテルへ行く。
僕は旧大和ホテルの大連賓館へ飛込みだ。
中山広場で降りて、大連賓館に飛び込むと、ちょっとがらんとしていたが、左手にレセプションカウンターがあって、英語を話す30歳代の男性がいた。
シングルルーム朝食コミで400元とのこと。
この時期1元=14円程度なので、5600円。
いつものバックパッカーとして考えると高い宿だが、なにしろここは、あの満州国時代に高位高官の軍人官僚、大資本家などが宿泊した歴史的な建造物だ。
映画「ラストエンペラー」でも撮影に使用されたという名所だ。
ここに泊まること自体が、歴史を旅することになるだろうね。
しかも、この大連賓館はほとんど、あとで手を加えられた形跡が見えない。
なかなか入念な修復工事がなされていると考えられるね。
僕が泊まったのが414号室。
客も多くなさそうだったので、中山広場に面したツインルームをシングルユースにしてくれと、申し出るが、断られた。
僕が気づいたのは、大連賓館にはシングルルームが多いこと。
これは、満州国時代にはカップルで旅行することが少なかったからではないかと、旅行哲学した。
バスルームのバスタブも大きく、水周りの取り付けもしっかりしている。
テレビにはCNNもNHKも入る。
部屋の色が落ち着いていて歴史を感じさせるところもいいね。
世界旅行者はこれから、ハルピン(哈爾濱)の龍門大廈、長春(新京)の春諠賓館、瀋陽(奉天)の遼寧賓館に泊まるが、大連賓館が一番よかったよ。
遼寧賓館もなかなかよかったけど、室内のつくりがちょっと雑だった。
大連賓館が面する中山公園から大連駅までは、歩いて10分程度なので僕は歩いていきました。

【写真】大連賓館414号室内部
【旅行哲学】日本人ならば大連へ来たら大連賓館が正解ね。
大連賓館外観 http://worldtraveller.hp.infoseek.co.jp/asia/dalian_hotel.htm

【注意】
大連賓館は「大連賓館日本事務所」を作って、日本人観光客を増やそうとしている。
僕が行った時は、がらんとしているところがよかったんだけれど、日本人がウジャウジャいたら僕は気持ちよくないね(涙)。
「大連賓館日本事務所」http://www.yamatohotel.com/