海に囲まれたオランダの砦@ゴール/スリランカ

「ゴール」という名前は、最初にやってきたポルトガル人が、鶏の鳴き声を聞いてそれから名づけたらしい。
もう一つの説明は、スリランカのシンハリ人の言葉で「岩」を意味しているとか。
最初にポルトガル人が砦を築き、そのあとオランダ人が本格的に大規模な砦を築いた。
スリランカはその後、イギリスの植民地となるが、中心はコロンボへと移ったので、ゴールの砦はそのまま残された。
海へ突き出た砦は丈夫な城壁に囲まれていて、中にゴールの旧市街がそのまま残されている。
僕はヒッカドアビーチの宿に泊まっていて、モーターサイクルをレンタルして、椰子の木の茂る海岸線をぶっ飛ばして、1人でやってきた。
バイクを借りるのはとても簡単で、パスポートを預かるだけだった。
免許証もうるさく言われなかった(はずだ、だって僕はこのとき免許を持っていかなかったからね)。
ヘルメットもなしに、舗装された海岸線を、全速力で走るのはとても気持ちよかったね。
2004年12月のスマトラ沖地震による津波が、ゴールにも押し寄せたらしいが、この砦には影響がなかった。
まあ、確かに高い城壁が取り囲んでいて、ちょっとした高台にあるのだから、少々の津波くらいではびくともしなかったろうね。
僕が砦に入ったときは、ホント人影がなくて、暑くて、海は静かで、そこに一人取り残されたような気がしたものだ。
【写真】ゴールの砦の中の町並み
【旅行哲学】バイクで海辺を跳ばすのはキモチイイね。
