プノンペン中央郵便局の恐ろしい秘密@プノンペン/カンボジア
プノンペンの中央郵便局には、恐ろしい秘密があった。
それを、世界旅行者は1994年の夏に気が付いた。

2002年、またプノンペンの中央郵便局に行ったら、また同じことが…。
でもこの話は、とてもおいしいネタなので、ここに書くことを躊躇しています。

世界旅行者がプノンペンから自分へ送った絵葉書
プノンペン中央郵便局から送った絵葉書の謎とは…?
でもまあ、この絵葉書を見ればわかると思うけれど、
ものすごい高速旅行だよね。
これは「タイ・カンボジア・ベトナム駆け足旅行記」
http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/kakeashi/kakelist.htm
に書いてあるんだけどね…。


1994年にたった10日間で、タイ、カンボジア、ベトナム、さらにタイのパタヤビーチ、コサメットと動き回った。
これは、カンボジアのプノンペンからシェムリアップへ飛行機で往復したあとで、プノンペンを見て歩いた時のこと。

絵葉書を書いたのはシェムリアプで、これからの予定として「プノンペンへ飛んで、キャピタルホテルへ泊まる。プノンペンで郵便局、国立博物館、王宮へ行く。ベトナムのビザと航空券を受け取る」と書いてある。

ちなみにシェムリアプのところで260と書いてあるのが、260番地にあるチェンラのことだ。
そのころは、みんなチェンラという名前を知らずに、「260番地(のゲストハウス)」とか呼んでたものだ。

そのとおり、僕はプノンペンへ戻り、ベトナムのトランジットビザと航空券を無事受け取ったあとで、1人で自転車に乗って、まず中央郵便局へ行ったんだ。
郵便局で、絵葉書を友達と自分へ送った。

市内を自転車で回って、戻ってきて食事を取る。
キャピタルホテルのレストランには、そのころ情報ノートが置いてあったので、読んでみた。
すると、オイオイ、「中央郵便局からハガキを出しても届かない」とあるよ!

「郵便局の職員が、切手を剥がして金に替えている」というんだ。
そういえば、郵便局の窓口で買った切手を自分で貼って、職員にハガキを渡したら、目の前でスタンプを押した。
「スタンプを目の前で押させる」これは、発展途上国ではよく注意しなければならないと、昔は言われていた。
今は、そこまでしないけどね。

ところが、思い返してみると、確かプノンペンの中央郵便局では「AIR MAIL」のスタンプを、ハガキの下のほうに押したんだ。
その時はちょっと変な感じがした。

だって普通は、目の前でポンポンやるときは、切手に消印を押すものだからね。
消印を押さない切手ならば、もちろん剥がすことができるわけだ。
エアメールのスタンプなんか、わざわざ見えるように押す必要がない。

それを思い起こした時、僕は「やられた!」と冷や汗をかいたよ。
なにしろそのころのカンボジアは行く人が少なかったものだから、僕は20枚もハガキを日本へ送っていた。
切手も、一枚あたり、言われるままに1150リエルも払っていたのだ。
1150リアル×20枚=23000リエル
この時期(1994年)のレートが1ドル=2500リエルだから、9ドルくらい。
つまり、千円を盗られたのと一緒だ…。

しかし、ハガキは無事に、何事もなく全部日本へ到着したんだ。
が、そこにだね…。
1994年(1ドル=2500リエル) 1150リエル、650リエル
2002年(1ドル=3900−4000リエル) 1800リエル、1700リエル
【写真】プノンペン中央郵便局
【旅行哲学】ハガキを送るときは目の前で切手に消印を確認しなくてもいいかも。