川に浮かぶレストラン@ホイアン/ベトナム
ホイアンでバスが最初に泊まったホテルが「Thien Trung Hotel」。
なんとなく落ち着かないホテルだったが、トイレシャワーつきのシングルルームが12ドルなので、決めてしまった。

しかし、エアコンが付いているのに、エアコンが入らない。
フロントで文句を言うと、「エアコンは別料金であと3ドル追加」だそうだ。
僕はこういう時は、意地でも我慢してしまう。

というわけで、部屋にいても暑いだけなので、ホイアンの町を歩き回る。
ちょっとかわいいスタイルのいいベトナム美女がいたレストランに入って、ステーキ(25000ドン)、野菜(6000ドン)、BGIビール(10000ドン)を2本飲んだ(合計51000ドン)。
(注意)この時期、1米ドル=15000ドル

ステーキの量が少なくて物足りなかったので、もう一軒レストランに入ろうかと、川沿いの道をだらだら歩いていると、フエからのバスで一緒だった日本人旅行者に会う。
この旅行者はバスで見たときに日本人だと思ったので、バスでちょっと挨拶というか、目をあわせていた。
ただ一緒の白人と話をして僕を無視していたので、「愛想のない変なやつだなー、ひょっとして日本人じゃないのかな」と考えていたんだけどね。

日本人に会えばビールでも飲んで話すのが世界旅行者のルール。
というわけで、彼を誘ってホイアンの川にせり出した浮きレストランに入った。

焼きそば(10000ドン)をつまみにして、BGIビール(10000ドン)を4本飲んだ。
彼は三十代半ばで離婚したばかり。
離婚の原因は「セックスが強すぎて奥さんが嫌がったから」だそうだ。
いまどき子供が3人もいるというのだから、まんざらウソではないみたいだ。

彼は確かにちょっと頑固なところがあって、話をしていても、冗談が通じず、あまり盛り上がらなかった。
ただ、彼の雰囲気から、実家はかなりの金持ちなのではないかと思ったね。

そろそろレストランを出ようとしたときに、ドカーンと稲妻がとどろいて、ドカッと雨が降ってきたところで、彼に写真を取ってもらった。
しかし、現像してみたら、見事にピントがはずしてあったよ(涙)。
性格もあんまりよくないみたいだね。

でもまあ、「いやな雰囲気の人間に写真を頼むと、わざとピンボケにしたり、手ブレを起こしたり、他のものを撮ったりするので信用するな」という「世界旅行主義」の証明にはなったかな。

【写真】ホイアンの川に浮かんだレストランで(ピンボケに注意)
【旅行哲学】性格の悪い人間に写真を頼むと、わざとピンボケを取られる。