エイティガール寺院@カシュガル/新疆ウィグル自治区/中国

ウルムチの「John's Cafe」で、カシュガルへのフライトを待って、みどくつファンの日本人旅行者の皆さんと話をして時間を潰す。
17時30分に航空会社のオフィスへ行く。
このオフィスから空港への連絡バスが出るからだ。
タクシーに乗ると金がかかるからね。
連絡バスの料金は8元、午後6時に出発すると40分程度で空港へ到着。
空港では、さらに空港税を50元取られる。
フライトナンバーは「XO9903」、新疆航空の航空会社2レターコードが「XO」だというのは、話のネタになるからとノートに控える。
機内はほぼ満員で20時発、カシュガル到着が21時36分。
僕のシートが窓際の10Aなので、窓から下を眺めると、細く長い道が砂漠の中をどこまでも続いているのが目に入る。
あんな何もない一本道を寝台バスで行かなくてよかった♪と、心から思うね。
カシュガルの空港に着いて、空港から市内へのバスを捜す。
バスは確かにあるが、動く気配もなく、また客もいない。
中国ではこういう時はバスは動かないと考えた方がいい。
香港から来たデイビッドとカルメンという中国人カップルがやってくる。
やはりバスが出ないと文句を言うので、3人でタクシーをシェアするように話を付ける。
彼らはかなり金があるお坊ちゃんお嬢ちゃんらしい。
これからも僕が乗り物を借り切るときには、必ず彼らと一緒だった。
「Lonely Planet」にある其尼瓦克賓館(Chini Bagh Hotel)へとタクシーで行く。
タクシー料金は30元。
この時期、カラコルムハイウェーを行くバスがこのホテルの敷地内から出ていたからだ。
ホテルの料金が260元だというので、がっくりする。
デイビッドに交渉を任せると、新館のツインルームの料金260元を180元まで値切ってくれる。
とにかく、さすが中国人、彼は強引なのがいいんだよなー。
ただ、ちょっと人間関係でも思い込みが激しいんだが…。
でも、金持ちのどら息子というのはそうでなくてはいけない。
カメラもビデオカメラも一流ブランドで決めているし、迫力が違う。
部屋に荷物を置いてロビーに下りると、日本人旅行者の皆様がうじゃうじゃいるのを発見。
彼らの情報では「二週間ほどクンジュラブ峠への道が閉じている」とか。
おいおい、ここまでやってきて、クンジュラブ峠を越えられなかったら、いままでの旅は無だよ(涙)。
でもよく聞くと、絶対通れないわけではないようだ。
崖崩れの部分が通れないだけで、「崖崩れのところを10kmほど歩けば通れる」などの不確実な話が流れている。
噂では、馬力のある車ならば、何とか通行できるらしい。
それならばと、翌日、ジープを借り切る話、ランドクルーザーを借りる仲間を募る話、香港の二人を含めて、いろいろ考える。
そうこうしているうちに、突然、翌日からバスが通るとの情報が入った。
とっとと切符を買って、香港の2人にバスの情報を知らせる。
部屋のドアをノックすると、出てくるのにちょっと時間がかかって、汗をかいて、バスタオルを腰に巻いて出てきたので、セックスしてたのだろう。
彼らも、同じバスで行くことになる。
ロビーで知り合った早稲田のかなり知的な、かわいい女の子と夕食を一緒にすることにした。
夕食の時間までの暇つぶしにカシュガルの町を歩く。
カシュガルといえば、エイティガール寺院(Id Kah Mosque)だよね。
中へ入って、絨毯の上でゴロゴロして休む。
【写真】エイティガール寺院(Id Kah Mosque)
【旅行哲学】2週間止まっていたバスも世界旅行者が来れば動き出す。
