レーン像@レーニン公園/ハノイ/ベトナム

現在の世界にレーニン像がまだきちんと立っている公園、広場というものが存在するとは!
世界旅行者はハノイの町を歩いていて、目の前にレーニン像が出現した時、自分の目を疑ったよ。
でもたしかにベトナムは社会主義国のままで、共産主義理論を捨て去ったわけではない。
いくら自由化されたように見えても、そこには共産党の監視の目が光っているんだ。
本家のロシアでは、ソビエト連邦が崩壊して以来、各地に立っていたレーニン像は引きずり下ろされた。
もちろんソ連の支配に苦しんでいた東欧諸国の広場からはレーニン像が消滅した。
モスクワの赤の広場には「レーニン廟」はあるけれども、これは歴史の遺産とも言うべきもので、ロシアという国家が現在レーニンの思想自体をあがめているわけではない。
北朝鮮には巨大な金日成像が各地に存在するが、レーニン像はない。
中国には北京の天安門広場に毛沢東紀念堂があるし、そうそう四川省成都や雲南省麗江の公園で毛沢東像を見たけど、レーニン像はなかった。
だから、現在世界中で、レーニン像があるところはハノイしかないんじゃないかな??
ホアンキエム湖の北にあるハノイの安宿街から、ホーチミン廟へ歩く途中なので、ハノイの朝をノンビリと歩きながらでも、訪ねてみるといいかもね。
【写真】ハノイのレーニン公園に立つレーニン像
【旅行哲学】レーニン像、毛沢東像、金日成像、これが世界の三大像。