道路わきで麻雀をするお姉さんたち@成都/四川省/中国

海外と日本が根本的に違うのは、海外ではその場所その場所で、みんなが自分の生活を精一杯楽しんでいること。
例えば、海外の公園には確かに公園にいること自体を楽しんでいる人たちがたくさんいる。
ところが日本の公園では、他に居場所のない人たちが、なんとなく肩身の狭い雰囲気で恥ずかしそうに存在している。
もちろん、日本の気候が、夏は暑すぎるし、冬は寒すぎるし、天候のいい春や秋の日はほとんどなくて、もともと屋外に長くいること自体を拒絶するようなものなので、確かに日本人と公園は合わないのかもしれないけどね。
僕は、スペインでは小さな町の公園で、ドミノを楽しんでいる人たちをたくさん見たし、中南米では町の中心の公園がいろんな楽しみの中心になっているのを知っているけどね。
中国は四川省の成都に来て、チベットへの切符を手配して、町を歩いていたら、道路わきで麻雀をしているお姉さんたちを見つけて、写真を取ってしまった。
普通ならば、写真の了解を取るのだが、この日は北京西駅からの2泊3日の鉄道旅行が終わって、交通飯店へチェックインして、チベットツアーの申し込みをしてと、バタバタしていたので、頭がボーッとしていてなんとなくシャッターを押してしまっていたんだよ。
そうそう、同じ中国の雲南省、大理でも屋外で麻雀している女性を見たよ。
僕はこういうシーンにあうと、「人生は楽しむためにあるんだよなー」と、心から思うね。
日本でもちょっと昔は、下町の縁台将棋というものがあったよね(ま、自分自身で見たことはないんだけど、映画やテレビドラマでは下町風景の定番だったね)。
今はそんなことをする暇はなくて、みんな自分の部屋に閉じこもって、ゲームをしていたり、インターネットで他人の悪口を書いたり、金儲けや老後の計画を立てている。
今の日本では、麻雀をするにしても、近所迷惑だから自分の部屋ではできず、(今はちょっち流行らなくなったが)高い金を払って、雀荘に行ったりする。
でもさ、そこらへんの公園で麻雀したほうが、楽しいんじゃないかな。
でも、日本でそういうことをすると、きっとやくざが絡んできたり、警察に止められたりするんだよなー。
ま、それが現代日本というものなんだよね。
つまらないね。
【写真】成都の歩道で麻雀をするお姉さんたち。
【旅行哲学】屋外で麻雀したら気持ちいいだろうね。
この話 http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20040915