「ロイヤルクリフビーチホテル」@パタヤ/タイ
僕がまだ結婚をしていて、離婚前の別居状態の時に、嫁さんと一緒にタイのパタヤのツアーに参加したことがある。
これは、年末年始のツアーで結構高かったね。

泊まるところが、バンコクでは、わけのわからない新しいホテルだった。
定番の水上マーケットツアーなんかをサラッとやって、バスでパタヤビーチへ。

パタヤで泊まったホテルが、最高級の「ロイヤルクリフビーチホテル」だった。
このホテルはもちろんプールもあり、専用のビーチもありで、なかなかよかったよ。

僕の人生でただ一度、飛び込み台からピューンと飛び込んだのが、このロイヤルクリフビーチホテルのプールだった。
最初に飛び込んだのが、ものすごくキレイだったらしくて、プールサイドの観衆から拍手をもらった。

最初の飛び込みは無心でやったせいか、自分でもスポッと飛び込めたのがわかった。
でも、もう一度やろうとしたら、フォームが乱れて、ダメだった(涙)。

やはり、思い切りがよくなかったんだね。
この経験が、世界旅行定理の「一度うまくやったことを、二度やってはいけない」に結実しているわけだ。

このころはまだ、「海外に出れば女を買う」というのが残っていたのか、ツアーで来たのに売春婦を買った人もいた(!?)。
彼の話では、「トゥクトゥクの運転手に相談したら、家へ連れて行ってくれて、そこの家でエッチした。子供もいたよ」ということだった。

僕だったら、普通の家で子供までいたら、気になってエッチはできないけれど、それでもやっちゃう人がいたんだよね。
これも、「セックスをやる気になった人間を、誰も止められない」という世界旅行定理になったよ♪

パタヤで覚えているのが、定番のコーラン(ラン島)へのボートトリップ。
途中で船を止めて、海に向けての射撃をやったりした。

この射撃の話はこちらで。
  ↓
http://worldtraveller.hp.infoseek.co.jp/north_america/LA_gunclub.htm

ラン島は確かに水がクリスタルクリアに透明度がよくて、海底の石の一つ一つまで見えた。
それは、逆に言うと、パタヤのビーチ自体はそれほどよくないってことだけどね。

で、大晦日の昼に、ロイヤルクリフビーチホテルから、トゥクトゥクでパタヤのゴミゴミした通りへ行ってみた。
歩いていて、適当なバーにフラッと入っていったら、大晦日のパーティの飾り付けをしていた。
飾り付けといっても、色紙を貼り付けたり、安っぽい電飾を張り巡らしたり程度のことだった。

そのバーのウェイターと話をしていて、「今夜のパーティに来てよ」みたいに誘われた。
ただ、僕はロイヤルクリフビーチホテルのパーティに予約がしてあった。

ロイヤルクリフビーチホテルのパーティは、歌手なんかも出てきて、欧米人も多くて、なかなか盛大なものだった。
でも僕はそのパーティの中にいて、心の中で、「パタヤの安っぽいホテルのバーの方が居心地がいいだろうな」と思ってたんだよね。

そこで思ってたのは、「人はバックパッカーになるのではなく、バックパッカーとして生まれる」ってことだったかな。

【写真】ロイヤルクリフビーチホテル
【旅行哲学】人はバックパッカーになるのではなく、バックパッカーとして生まれる。