ポタラ宮にて@ラサ/チベット

つい最近、2004年にラサへ行った旅行者と話をしたら、
現在では、ポタラ宮に入場するのが大変らしい。
切符を買うために、前日に並ばなければならないが、それもすぐに売切れてしまうのだとか。
そういえば、僕が1999年に行った時、ポタラ宮を見学する人が多すぎて、ポタラ宮の内部では、日本の通勤電車並みの混みかただったよなー。
上の階へ上る階段なんかは、びっしりと人が詰まっていて、ほとんど動けなかったもの。
それで入場者の制限をするようになったんだと思う。
現在では世界的に有名な観光地では、観光客が多すぎて、入場券の入手自体が大きな問題になっているらしい。
例えば、イタリアのピサの斜塔、スペインのアルハンブラ宮殿、なんかね。
また、海外からの観光客向けの料金が異常に高く設定されていたりする。
思いつくのは、インドのタージマハルや、僕が2002年に行ったフエの王宮なんか。
つまり、海外旅行者が増えるに連れて、どんどん条件が悪化しているわけだ。
ということは、まだ海外旅行者が少なかったころに旅をしていないと、今では自由に、思うままに旅をするってことは出来ないってこと。
だからこそ、とっくに世界中を旅をした世界旅行者先生の存在が貴重だってことなんだよね♪
例えば、世界旅行者が中米を旅したころは、自由に、気ままに、欧米人旅行者諸君とも気楽に交流して、旅が出来たものなんだよねー。
また、旅をしている人間それ自体が大きく変化している。
今では、サラリーマンも、OLも、短い休暇をやりくりして、例えばバーナラシー(インド)へ行ったりする。
でもそれでは、なにもわからない。
海外個人旅行では、自分の人生をかけないとダメなんだ。
表面だけの個人旅行をしても、なにもわからない。
それが、世界旅行者にはわかる。
【写真】ポタラ宮の中の世界旅行者
【旅行哲学】観光客が増えるに連れて、ますます旅の条件は悪くなっていく。
http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20041002