サパの広場@サパ/ベトナム
中国国境の町河口からベトナムのラオカイへと国境の橋を渡る。
続いて、ラオカイのバス乗り場へ行ったら、自動的に時計店へ連れて行かる。
そこで両替をした(が、レートはやはり悪かった)。
マイクロバスが二台出てきて、客の取り合いをしたのをいいチャンスと料金を値切り、いよいよサパへの山道を走る。
しかし、値切ったつもりだったが、まだまだ甘かったけどね(涙)。
ここでベトナム名物「ボッタクリ」に初めて遭遇したわけだ。
雨季なので、未舗装の山道はところどころで山が崩れている。
1時間くらいで着くという話だったが、結局2時間近くかかってしまった。
サパへ入ると、なかなかキレイなホテルが次々と現れる。
「どこで降りたらいいのかなー」と迷いながらバスに乗っていると、急にごみごみした細い道へと入る。
両側にレストランや小さな店が並ぶ、いかにもバックパッカー向きの通りだ。
そして突き当たりの小さな広場で停止。
どうやらここが、バックパッカーの集まる中心地らしい。
広場に立って周囲を見回すと、小さなホテルやレストランがずらりと周りを囲んでいる。
ホテルはどうやら景色が見やすいようにと、四階建て五階建てののっぽビルだ。
地震がおきたら一気に潰れるだろう。
広場や広場に通じる道には、紺色の民族衣装を着たモン族の少女たちが背中に籠を背負って、うろうろしている。
うーむ、ここが山岳民族を見てまわる基地、サパなんだよね。
でも山岳民族に全く興味がない世界旅行者が考えていたのは、とっととラオカイからハノイへと移動することだけだった。
まず、ホテルを決めなければ。
そして、旅行代理店を捜して、ラオカイからハノイへの列車の切符を手配することだが…。
と、いつものように迷ったが、何も考えることはなかった。
すべてあっけないほどすんなりと行く。
これが実は、ベトナム旅行の本質だったんだよ。
世界旅行者はベトナムに到着したその日に、それを悟ってしまった。
「ベトナムくらい旅行の楽なところはないなー♪」ってね。
【写真】サパのバックパッカー宿に囲まれた広場
【旅行哲学】ベトナム旅行のポイントは旅行代理店に任せること。