シャーヒジンダ霊廟群@サマルカンド/ウズベキスタン

世界には個人旅行で行った方がいいところと、わざわざ個人旅行をしても意味のないところ、個人旅行ではいけないところ、とこの3種類の国が存在する。

たいていのところはもちろん、個人旅行がいい。

個人では行くことができないのが、北朝鮮旅行だ。
また北朝鮮旅行は、ツアーで行った方がずっと面白い。
というのは、北朝鮮にわざわざ行くような人間は、北朝鮮よりもずっと興味深いからだ。
それは、北朝鮮旅行記 を読んでね。

そして、個人旅行をしても意味がない国といえば、中央アジア諸国だ。
この地域は、治安が不安定で、交通手段が面倒で、しかも見るところは決まっている。
それがウズベキスタンの、サマルカンド、ブハラ、ヒワの3都市なんだよ。
これを見るだけなら、ツアーに参加したほうがいい。
僕が行った時は、タジキスタンの「ペンジケント遺跡」も含まれてたよ。

中央アジアのツアーだと、専用の大型バスを使うので、とっても楽ちん。
参加人数も20人程度だったので、バスの席を2つ使って、ノンビリゆったりと景色を見たり本を読んだりできた。

また、専用バスのいいところは、好きなところで止められること。
つまり、ちょっとした国境や、アムダリア、シルダリアのところで写真撮影のためにバスを止めることができる。
まあこれは、世界旅行者が提案してバスを止めて、国境の標識や川をバックに写真を取ったりしたんだけどさ(笑)。

日本人のガイドさんが付いて、詳しくモスクやメドレッセ(イスラム学校)の説明をしてくれる。
ざっくばらんな話、モスクなんかどれを見てもたいした違いはないから、すぐに飽きてしまう。
説明がなければ、どのモスクもメドレッセも10秒で通り過ぎて終わってしまうだろう。

サマルカンドに到着した翌朝、市内ツアーでみんなとワイワイと名所を見たあと、ちょっとした空き時間があった。
それで、泊まっていたサマルカンドホテルからシャーヒジンダ霊廟群へと、1人で歩いた。

小雨の霊廟群の中を1人歩いていたら、神が世界旅行者に語りかけてきた。
世界旅行者と神との契約により、その言葉は秘密です。

【写真】シャーヒジンダ霊廟群にて
【旅行哲学】一人でいる旅人に、神は語りかけてくる。
この話 http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20060419