ワン(VAN)湖@ワン/トルコ
イランからトルコの国境を超えて、マイクロバスでドグベヤズィットへ。
ドグベヤズィットで昼飯を食べて、バスを乗り換えて、ワン(VAN)の町へと進む。

ワンという町は、トルコ東部のワン湖の湖畔にあることになっている。
が、町の中心は湖からちょっと離れているので、町にいるだけでは湖は見えない。

ワン湖には、恐竜が泳いでいたという目撃情報もある、神秘的な湖だ。
と思っていたら、何の変哲もないただの湖だった(涙)。
最初に見たときは感激したが、その感激は5分と続かずあっけなく消滅した。

トルコ東部はクルド民族問題があるので、軍隊が目に付き、三回ほどバスを止められてチェックがある。
ワンへ到着してバスを降りたが、特に面白くもおかしくもない、きれいでも汚くもない普通のトルコの町。

世界旅行者の勘を使って、適当に歩いていたら「Lonely Planet」に名前があった「Otel Sirhan」を見つける。

ちょっと高いが、部屋を見ると壁紙がピンクで金具は金色に光り、まるでラブホテルみたいだ。
これを交渉して18ドルにする。

バスターミナルへ明日のバスの切符を買いに行こうと、フロントでタクシー料金を聞くと、ホテルで言われた料金の方が、タクシーの運転手さんの料金よりも高かった。
なんとなく信用の置けないホテルだったよ。

町の中のバス会社オフィスで明日のアンタクヤ行きの切符を買う。
トルコ東部ではワン湖を見ればそれで十分。
一気にトルコ東部を抜けて、シリア国境のアンタクヤへ行ってしまおうと考えたんだ。

午後1時にワンを出発して翌朝6時アンタクヤ着、乗車時間17時間。
これで一千万トルコリラ(3千円)。

しかし、翌日になって、考え直して、バスの切符をキャンセルする。
無理をしてバスに一晩乗り続けるというのは、世界旅行者ももう歳なので勘弁して欲しいね。

とにかくバスターミナルへ行って、出発寸前のディヤルバキール行きのバスに飛び乗る。
午前9時ワン発、ディヤルバキール着が午後4時半。
これならば、昼間移動で夜は身体を休められるので、おじさん旅行者にピッタリだ。

バスの中で日本人の旅行者と会ったので、話をしながらディヤルバキールへ。
バスターミナルからドルムシュに相乗りして、町へつくと、日本に住んでいたというトルコ人が話しかけてきた。
ホテルを紹介するというが、いかにも信用できそうにない。

彼を振り切って、世界旅行者の勘のままに歩いてホテルを発見する。
ホテルを三つほど見て回って、非常に近代的な「BALKAN HOTEL」(20ドル)に決める。

部屋は大きくはないが、テレビもあり、空調が完璧で、バストイレもピカピカで、日本のビジネスホテル並みの清潔さだ。

ただ問題だったのが、衛星放送が入っていて、なんとヨーロッパの「VENUS TV」という女性の裸がたくさん出てくる番組をやっていたこと。
目をさらにして熱心に見ていたが、本番行為は放送してないようだったね。

これが、メキシコシティのホテル「PENSILVANIA」では「MIDNIGHT BLUE」という本番衛星放送が入ってて、眠れなかったけどね(涙)。

でも白人女性の裸が、たくさん見れたので、なぜかがっくりと疲れてしまいましたとさ。

【写真】ワン(VAN)湖
【旅行哲学】女性の裸が見放題のテレビがあると、なぜか翌朝疲れている。