「インデペンデンス・デイ」を見る@シネマパトリア/ブカレスト/ルーマニア

【シネパトリア@ブカレスト/ルーマニア】
ハンガリーのブダペストから、ルーマニアのオラディアへ入る。
そのあと、トランシルバニアのドラキュラ城などをゆっくりと見て、ドラキュラの町シギショアラに滞在し、やっとブカレストへ到着する。

ブカレスト北駅(GARA DE NORD)は危険だという情報があったので、敢えて午前11時に到着する列車を選んでいた。
駅を出すぐ右の「HOTEL CERNA(チェルナ)」へ飛び込んで、チェックインする。

バスつきのシングルルームで7万レイ。
このときのレートでは2千円ちょっとくらい。

泊まったのは314号室。
そんなに広くはないが、なかなかきちんとしたいい部屋だ。

ルーマニアではトランシルバニアを見るのが目的だったので、あとはブルガリアへ脱出すればいい。
ブルガリアへのルートをあれこれ調べてまわる。

そのあと、故チャウセスク大統領が残したブカレスト名物の「共和国宮殿」を見にいった。

時間が余ったので、たまたま見つけた映画館へ入る。
映画館の名前は「シネマパトリア(CINEMA PATRIA)」。

上映していたのは、そのころ世界中で話題だったSF映画「インディペンデンス・デイ(INDEPENDENCE DAY)」だ。
映画館の料金は、一般席が1800レイ(50円)で、特別席が3500レイ(100円)。

僕は山のようにレイを持っていたので、特別席の切符を買った。
ところが、映画館に入ると真っ暗で、どこが特別席かわからない。
結局一般席で映画を見たよ。

入場料金が50円か100円かという話だから、どうでもいいのだが。
さらにひどかったのが、この映画の内容だ。

最初に巨大円盤が世界各地の都市の上空に現れるまでは、なかなか感動的だった。
しかし、あとはわけのわからないストーリーで、大統領が戦闘機に乗ったりと滅茶苦茶だ。

ただ、どうせ100円の料金で見たのだから、気にはならなかった。
旅先では時間つぶしのために、映画をよく見る。

だいたいは日本よりも極端に安いから、どんなひどい映画でも怒る気にならないのが、いいところだろうか。

【写真】ブカレストの映画館「シネパトリア」
【旅行哲学】ブカレストでインディペンデンスデイを見ると、どんなひどい映画でも、語ることが出来る。