北京西駅から成都駅へ2泊3日の列車でやっと到着。

1999年、神戸からの燕京号で天津に到着し、そのままバスで、北京のバックパッカー宿京華飯店へ。
その翌朝の7月19日、北京西駅の外国人用切符販売所へ行ったが、結局切符は買えなかった。
とにかく一週間後まで西安、成都行きの切符は取ない。
何度窓口へ行っても「メイヨー!」と繰り返されるだけだ。
しかし、京華飯店内の旅行代理店に頼むと、3日後の北京から成都への硬臥の切符が簡単に入手できる。
申し込んだ時にデポジットを預け、切符は出発前日に残金と交換に手にする。
僕が手にしたのが、「7月22日23時30分発、第7次列車の硬臥。14号車007号席中段」。
値段が405元、コミッションが50元の合計455元を支払う。
一緒に成都へ行く、有名私立大学生の美女、外見純子嬢(これは本名ではありません)も中段になっている。
ひょっとして、向かい合わせのベッドだろうか?
すると着替えるところも見えるし、寝顔も見えるかしらん、と考えていたら、うまくしたもので、向かい合わせではなくて背中合わせの席だったよ。
つまり間に仕切りがあるので、彼女の姿は全く見えない。
でも結果的には、それの方が気楽だったけどね。
外見嬢とは京華飯店をチェックアウトしたあと、北京西駅で待ち合わせをした。
巨大な北京西駅は入り口付近しか冷房が効いてないので、2人で、入り口の床に座って列車を待つ。
待合室からどどっと人の流れに乗って、列車へ。
無事に列車に乗り込んで、列車の中では助け合いながら、2泊3日を乗り切る。
列車の中ではいろいろ興味深い出来事があったが、それは別のところで語ろう。
7月24日朝7時50分に成都駅に到着とアナウンスがあって、実際は8時過ぎに成都駅に到着。
時刻表の予定到着時刻が7時10分なので、2泊3日の列車としては、まあまあ正確ではないかな。
成都駅のプラットホーム降り立つと、外見嬢に僕の写真を撮ってもらう。
外見嬢の写真は撮らなかった。
それは美女の写真を撮ると本に使いたくなるし、迷惑をかけてもマズイからだ。
だってこれから、ホテルの同じ部屋に泊まるかもしれないのだからね(ふっふっふ♪)。
そうそう、他の駅の写真がないのは、中国なんかだと駅の写真を取ることが禁止されたりしている可能性があるから。
下手して、警察に捕まったり、フィルム没収になったりしたら面倒だからね。
この朝は、長距離列車からやっと降りたというので、そのことを全く考えてなかったんだ。
堂々としてたから問題にならなかったのかな?
駅を出ると、成都は小雨が降っていた。
駅前はかなりの人出で、ごちゃごちゃしている。
僕らの泊まるところは決めていて、それは交通飯店。
北京の京華飯店の情報では、交通飯店内の旅行代理店でラサへのツアーを申し込めるということだったんだ。
駅前の雑踏の中を、交通飯店へ行くはずの16番のマイクロバスを見つけて乗り込む。
ただ、言葉が通じないので、交通飯店に行くかどうか確認できない。
面倒なのでタクシーを捕まえる。
タクシーの運ちゃんと通じない言葉で雑談をしながら、タバコをもらったり、「日本人はバカヤローというね」なんか話しながら、交通飯店に到着。
タクシー料金は13元。
多分これも、外見嬢と割り勘にしたと思う。
そんなセコイことをしたせいか、その夜は、外見嬢と一緒の部屋に泊まらなかった。
さてこれから、ラサへのツアーの申し込みをしなければならないわけだが、それも簡単だったよ。
→交通飯店からラサへ行く話
【写真】成都駅プラットホームにて
【旅行哲学】長距離列車の旅では同行者がいると楽だね。
http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20060806
