ペナン島へのフェリー@バタワース/マレーシア タイのビザを取る、本は旅をする
シンガポールのバスターミナルから朝9時のバスに乗って、マラッカへ到着が午後3時。
「ホテル香港」という安ホテルにチェックインしたあと観光案内所で地図をもらう。
地図を見ながら、まず中国のお寺「Chen Hoon Teng Temple」、インド寺「Sri Poyyatha Vinayagar Moorthi Temple」、それから「Kampong Hulu Mosque」「Kampon Kling Mosque」という二つのモスクを訪れた。
マラッカへ着いたあとの午後の短い時間で、世界旅行者は仏教の中国寺院、ヒンズー教のインド寺院、イスラム教のモスクへ行って、三つの宗教で次々と祈り続けたわけだ。
翌日はこれにもう一つ宗教を追加して、キリスト教の「Christ Church」「St. Paul's Church」で祈る。
これだけ祈ってなにもご利益がなかったら「神も仏もない」と証明されるわけだが、もちろん神も仏も存在するので、世界旅行者の旅はどんどん進む。
前日に予約を取っていたクアラルンプール行き9時発のバスを待っていると、その前の8時半のバスに乗せてくれる。
バスが8時45分にマラッカを出て、11時半にはクアラルンプールの巨大バスターミナルに着く。
ところで、僕は以前も、クアラルンプールには来たことがある。
中国人街も歩いたし、クアラルンプール駅のホームにも立ったことがある。
市内ツアーに参加して近くのゴム農園バティック工場の実演まで見ていた。
「クアラルンプールにはこれ以上見るものはないが…」と迷っていると、バスの客引きに声をかけられて、バタワース行きのバスに連れ込まれる。
ボーッとバスに乗っていると、無事にバタワースへ到着。
フェリーに乗ってペナン島のジョージタウンへ。
ねー、祈りさえすれば、神や仏に助けられて旅はすんなりと進むんだよ。
【話のネタ:その1】ジョージタウンのタイ国領事館でタイのビザを取る。
ジョージタウンの大国領事館へ行って、ビザを申請し、当日午後に入手した。
必要書類は申請書2枚、写真3枚、料金はM$30(約1500円)。
写真を持たないビルマ人がいたが、彼はワイロを払って、写真なしでビザを取っていたよ。
しかし、今では、ビザなしでタイへ陸路入国ができるので、無理にとることはない。ただ、ビザを取ると2か月滞在できる(ビザなしだと30日だったっけ)ので、意味がないことはないかも。
(料金や必要書類は昔の話なので自分で再度チェックのこと。でも行けばわかるからね)
【話のネタ:その2】「Book Exchange」での2つの感動。
旅人の集まるところには必ず本屋があって、読み終わった本を買い取ったりしている。
ジョージタウンの安宿街の「Book Exchange」では日本語の本「ユーラシア大陸思索行」を買う。
他に豊田行ニのサラリーマンポルノものもある。日本人というのは本当に旅に出てもエロ本を読むくらいエッチが好きなんだなーと、改めて感動する。
感動ついでに、僕はその本を買った(おいおい)。
また、Agatha Christieの「Sleeping Murder」を見つけたが、よく見ると僕のサインが入ってた(笑)。
これはオーストラリアのゴールドコースト、クーランガッタのユースホステルに僕が置いてきたものだ。
ということは、僕の置いてきた本を誰かが読みながらペナンへ来て、売り払ったってことなんだね。これも感動したね。
ちょっと本屋に入っただけで、世界旅行者は2つの、種類の違った感動を味わったわけだが、普通の旅行者がこの本屋へ来ても、これだけ深い理解は得られないだろう。
さすが世界旅行者はすごいね♪
【写真】バタワースとジョージタウン(ペナン島)を結ぶフェリー
【旅行哲学】神や仏に祈れば必ずいいことがある。