《ベストセラーへの道》
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5月11日 「森首相の買春疑惑、法の華、福永法源の浪費問題」

昨日発売の「噂の真相」を立ち読み(昔は買ってたんだけれど、いまは、買うほどのことはないと、立ち読みにしている)したら、森首相が早稲田の大学生の時に買春で逮捕されていたという話が載っていた。ま、多分やってたんだろう。
でも、森首相を批判するには、政治家としての能力を基本にすべきで、女性関係を問題にするのは、的外れじゃないかな。
政治家のセックススキャンダルを問題にするのは、アメリカ的清教徒的な考え方なんだ。

ヨーロッパでは、誰も、そんな下半身スキャンダルを問題にしない。
問題になるのは、付き合っていた女性が外国のスパイだったとか、そのセックス(同性異性にかかわらず)が政治的なものに関係した場合だけだ。

まあ、政治家になるような人間は、もちろん権力欲が強いわけで、そうなると性欲も強い。
だって、性欲がすべての欲望の基本だからね。
また、権力の集まる所には、女性も集まってくる。
だから、下半身のスキャンダルは、あるに決まっている。
それをことさらに取り上げても、仕方ない。

また、「法の華」の福永法源についても、女性関係が激しかったとか、高級ホテルのスイートルームに泊ったとか、奥さんが金遣いが荒いとか、そんなことをレポートしているが、それも関係ないよね。

だったら、セックス宗教の「愛の家族」なんて、どうなるのさ。
みんなでセックスしまくってる、うらやましい宗教なんだから。

しかし、とにかく、森首相や福永法源を見ても、人間はセックスが大好きだって分かる。
彼らは、早い話が、セックスをたくさんするために、政治家になったり、宗教家になったりしたわけだ。

ということは、宗教を始めなくても、政治家にならなくても、セックスさえたくさんしていれば、それの方がダイレクトでいいわけだよ。
それが僕の「世界旅行主義」なんだけど。

だれか、この「世界旅行主義」を理解して、簡単にセックスする女の子いないかなー。
「世界旅行主義」は、理論としては完璧なんだけれど、ただ一つの問題点は、それを理解して、実践するちゃんとした女性がいないことなんだよ。

(2000/05/11)

5月12日 「世界一周旅行でガンもアトピーもどんどん治る」

僕が本を出すときには、内容はともかく、売れないと仕方がない。
本はタイトルが良ければ、手にとってもらえる。
それで、昔はベストセラーの内容ではなくて、タイトルばかり考えていた。

「世界一周旅行でガンもアトピーもどんどん治る」というのが、そのタイトルだ。
しかし、本の中にガンやアトピーの話が一つもないのに、こんなタイトルにしたらまずいのじゃないか。

それで、いま考えているのは。

「海外旅行哲学」
「世界旅行主義」
これだとちょっと硬すぎるかなー。でも、中身を読めば、タイトルとのギャップに抱腹絶倒するというのがネライなんだが。

「海外旅行の『定説』」
これは、ちょっと旧すぎる。「定説」はもう誰も覚えていない。

「頭を取って、海外旅行サイコーですかー!」
これも、すぐに忘れ去られてしまう。

うーん、こまった。

(2000/05/12)

5月20日 「本の行商販売」

僕の本が本当に出そうだが、まだ、インターネットやパソ通での本格的な宣伝活動は始めていない。
というのは、僕は世界旅行者なので、世の中にいつ何が起こるかわからないと、よーく知ってるんだよね。
だから、本の本格的な宣伝を始めるのは、雑誌に僕の本の広告が掲載された時点からだ。

いろいろ言っているが、この本(タイトルはまだ秘密)は、中身がぎっしりと詰まっている。
ほとんどの文章が「僕がどこどこへ行ったとき」で始まる。
「僕は思うのだが」とか「と、彼は僕に言った」とかね。

僕が最初の世界一周旅行をした後、東京都YH協会で海外旅行講演をしたころに、朝日ジャーナルの記者から、一回目の出版話があった。
次に「GON!」に、旅行エッセイを一年間連載したときに、別の出版話があった。
その出版のために、二回目の世界一周旅行をしたとも言える。
また、文藝春秋社の編集者も、本の出版を考えてくれていた。
小さな話なら、掃いて捨てるほどある。

これらの出版話が、僕自身のやる気のなさもあり、立ち消えになった後、今回の話だ。
今回は、なんとなく動いていたら、なんとなく、書いてしまった。

以前の話は、いわゆる旅行テクニックの本だとか、普通の旅行記(「中米旅行記」)で、僕としても乗り気ではなかった。
しかし、今度の本は、自然に書いていたら、かなり個性的な本になってしまっていた。

書いた本のゲラを、あらためて読み返して思ったのだが、いまでなければこれを書けなかった。
前の二回の話の時に、本を書いていたとしたら、これまで深いものは無理だったろう。
昔書いていたなら、よくあるような旅の自慢話や、どうでもいい旅のテクニック、聞き飽きたウンチクを並べるものになってしまっただろう(といっても、もちろん、僕が書けばそうはならなかったけどね)。
今回は、ものすごい量の材料をぶち込んで、その素材で勝負している。

これだけの本は、僕でなければ絶対に書けなかった。
今でなければ書けなかった。

というのは、この本は、旅行の本であると同時に人生論、人生論であると思うと実はジョークブック、役に立つかと思うと全く役に立たない、わけのわからない本なんだよ。
読者が「なるほど!」と思うと、必ず、それを裏切り続ける。
ものすごく深い本だ。

で、売れるかどうかという話だが。

発売されれば、売れると思う。

なんでこんなに心配しているかというと、そのわけの分からなさに、出版社が気づいてしまう可能性があるからなんだね。

6月10日の出版予定は、夏休みの旅行シーズンを狙ったものだ。
誰かが僕の本を読めば、絶対に話題にしたくなるだろう。
だって、普通に読んでも、話のネタがてんこもりなんだからさ。

まあ、売れなくても、僕はそれでいいんだ。
いつも、5冊くらい、バッグに入れておいて、それを出会った人に直接売りつける。
直接販売、行商方式だ。

これでまた話のネタが出来る。

まあ、しばらくは、暇つぶしが出来るんじゃないかな。

(2000/05/20)

5月25日 「ちょっと宙ぶらりんな状態」

本は、ほぼ間違いなく6月10日に店頭に並ぶようだ。
出版社や、タイトルについての問い合わせをいろいろもらってるけれど、それは、いま答えた所で、あんまり意味はない。
どうせ時期が来ればわかる。

自費出版ではないかというウワサもあるようだが(実は、これは、僕自身が撹乱情報として流している)、僕は自分の金を出して、本を出すような無駄遣いはしない。

来週末になれば、本が出来上がって、自分で手にすることができるとのこと。
自分で本を手にしたら、そこで、確信を持てる。

そうして初めて、本格的に、宣伝活動を開始するつもりだ。

今の段階では、本が一冊、ちゃんとした出版社から出るということだけで、満足。
しかも、この本の内容は、普通の旅行本じゃなくて、常識破り、且つ「とてもヘン」なので、ひょっとすると、ドッカーンと売れる。

まあ、売れなくても、一冊出しておけば、さらに一つの段階を乗り越えるわけだ。
旅行講演、月刊誌に旅行エッセイの連載、広報誌にエッセイ掲載、の次が、自分の本を出す、ということだからね。
すると、僕が「プロの旅行家、エッセイスト」として、どこからも文句のでない地位が、確立するわけだ。

勘違いした素人旅行者諸君が、僕に文句を言っても、文句を付ける方が身の程知らずだと誰にでもミエミエにわかるんだ。
まあ、文句を付けられてもちっとも気にしていないが、そんなブンブンうるさいハエや蚊みたいな連中に、いちいち返事をするのも面倒なので、そういうのが駆除されるだけでも楽になる。

それはそれとして、今は動きが取れない。

というのが、もうすぐ本が店頭に並ぶとなると、友人知人と会う話も「それは、本が出た後で」と、先へ延ばすことになる。
女の子と会ってバッコンバッコンセックスする話も、ベストセラー作家先生様となら、女の子の腰の振り方も違うだろうから、やはり、本が出てからのことになる。

旅行計画も、本が出てから考えることになる。
HPの移動や、インターネットの活動計画も、先延ばしだ。

でも、ここまで来ても、まだ100パーセント出版されるとは、確信していない。
それは、僕の青春時代の、ある歴史的な大事件による心的外傷(トラウマ)のせいなんだよ。

このトラウマについては、一冊目の旅行本がベストセラーになった後、二冊目の超エロ小説がバカ売れして、そのあと三冊目、芥川賞狙いの純文学の中で語られることになるだろう。

(2000/05/25)

6月4日 「本・掲示板・旅行」

「本について」

本は確かに出るようで、僕は手許に、実際に10冊持っている。
出版予定日は、6月10日の土曜日なので、僕のファンは、都心に出てきて、できるだけ大きな書店で購入して欲しい。
つまり、「紀伊国屋書店」「八重洲ブックセンター」なんか。

でも、まあ、売れるかどうか、僕にも良く分からない。
売れないなら売れないで、本を一冊出版するという一つの目的は達したわけなので、それだけでも、僕としては満足だ。
担当編集者に、こころから、感謝している。

でも、感謝を形で表すためには、「売り上げ」でお返しするしかないわけなので、自分の心ならずも、あちこちで、宣伝活動をしてしまうことになる。

ちょっとうざったい、やかましい、と感じる人も出てくると思うが、それは、僕個人のためではなくて、編集者へのお礼のためなのだから、我慢して欲しい。

「某掲示板の話」

某旅行専門出版社の愛読者用掲示板に、突然僕が出没しなくなって、そのことについて、「みどくつはベテラン旅行者たちに負けた」などと、勘違いした噂が流れているようだ。
これも、どうでもいいのだが、噂が信じられてしまうと、ベストセラー作家としての僕と、しょせん旅行レポートするしか脳のない三流旅行者諸君とが、同じ位置にあると誤解する人も出てくると思うので、ひとこと書いておきたい。

というのは、僕のファンというのは、ものすごく知的レベルが高いが、インターネットに存在する一般大衆というのは、呆れ返るほど頭が悪いので、世の中が理解できないんだね。

あの掲示板では、冷やかしで入った所、あまりにつまらないので、ちょっとまともな発言をしてみた。
僕の発言は、知的なので、僕への同調者も出てきて、なかなか面白い状況がつくれた。
ただ、僕は掲示板参加者の全体的レベルを見切っていたので、脱出時期を考えていた。

そこへ、掲示板の管理者から、発言をしないで欲しいとお願いするe-mailが届いた。

それで、知的な発言をコントロールできない掲示板管理者を可哀相に思って、僕は書き込むのを止めてあげたのね。

つまり、僕の方が愛想を尽かしたという話なんだよ。

僕が思うに、旅行情報の掲示板などというものは、日本人旅行者の間では無理だよ。
まともな旅行をした旅行者は居ないし、価値のある情報なんか持ってるはずがないんだからさ。

この他にも、自分を勘違いした旅行者連中が、旅行通を気取って、掲示板を運営したりしているが、書き込みはどこも少なくなっている。
いずれは、存在を止めるだろう。

旅行情報は、英語でダイレクトに集められるし、また、旅行情報なんてないほうが旅は面白いんだよ。
これがわからないから、彼らは、いつまでも三流旅行者のままなんだよ。

「西アフリカ旅行」

西アフリカは、行ってもいいが、時期的に暑いんじゃないかな。
それと、もうすぐ、アメリカやヨーロッパの休暇シーズンに入ってしまう。
すると、旅先は、人であふれてしまうんだよね。

去年の「アジア超特急地獄旅行」にしても、夏だったので、旅先は旅行者だらけで、宿を見つけるにしても、結構苦労した。
旅に出るのは、人の少ない時期を狙うのが基本だ。

だから、すぐに旅に出ることはないような気もする。

それと、本が売れたら、テレビ出演、テレビドラマゲスト出演、CD発売、モー娘とのスキャンダル発覚と、忙しくなる可能性もある。
いまは、ちょっと、予定は立てられない。

(2000/06/04)

6月9日 「本の出版当日のお言葉」

6月10日だと思っていたら、本の発売は、今日、6月9日になったらしい。
6月9日…「69」か。
なかなかいい、みんなも大好きな、意味深な数字だね(笑)。

ここで、本を紹介して置こう。

>>「間違いだらけの海外個人旅行」
>>ガイドブックで地球は歩けない!
>>西本健一郎 著
>>宝島社新書・700円・ISBN4-7966-1849-X

宝島社新書は、一ヶ月に10冊発行されている。
また、各書店で占めている棚もそれほどのスペースがない。

ということは、売れなければ、すぐに引っ込められてしまうということだ。
だから、これは本当に、見つけたらすぐに買うようにしないと、チャンスを逃してしまう。
僕が良く言うように、「チャンスの神には前髪しかない」のだからね。

僕のファンは、もちろん、読むためと、保存のために2冊買ってくれると思う。
もっと読みたい、2冊目も出して欲しい、もっとすごいのを読みたい、と強く願う、僕の大ファンは、最低5冊くらいは買えるはずだ。

だって、一冊がたったの700円+35円(税金)=735円、なんだからさ。

この本は、今までになかった海外旅行の現実が露骨に、生々しく描いてある上に、僕の実際の体験がびっしりと詰まっている。
僕にこれだけのことを語らせようと思うなら、一週間ごちそう攻めにしても足りないくらいだ。
つーことは、700円はチョー安い!

さらに、海外旅行の本かと思うと、人生論もある。
実は、いま流行の「いやし系」「ヒーリング系」の本なんだ。

人生に疲れている人、寂しい人、迷っている人、現代人にはピッタリ。

だから、僕は売れると思う。
売れるとしたら、すぐに第二刷、第三刷、となるわけだから、第一刷目を持っているというのは、ポイントが高いよ。
将来、僕と会ったとき、「昔からみどくつさんの大ファンなんですー!」と、僕のサインが欲しくて、本を出した時、それが第二刷目では、キャイーンだ。
やはり、第一刷目の本を、6月9日に買ったというレシート、領収書付きだと、ポイントが高い。

こういう、ちょっとした、しかし、重要な所に気が付くかどうかが、人生勝利するかどうかなんだよなー。

ということなので、みんながんばって、買って下さい。

(2000/06/09)

6月10日 「引っ張りすぎて飽きちゃった」

出版当日に、都内の主要書店をぶらぶらと歩いて、僕の本「間違いだらけの海外個人旅行」の売れ行きをチェックしてみた。

まず、田町駅前の虎ノ門書房田町駅前支店では、宝島社新書のコーナーに平積みになっている。
ここは目立つ場所だし、まわりは大企業のサラリーマンが多く、知的レベルも高いので、このままで、売れると思った。

次に、ベストセラーのポイントとなる、八重洲ブックセンターだ。
最近、経費節減をしているのか、エスカレーターの電気が暗いのが気になる。
宝島社新書が置いてあるのも、エスカレーターで4階まであがって、階段を歩いた5階の隅っこで、目立つ所ではない。
しかし、僕の「間違いだらけの海外個人旅行」は、棚に、表紙を出して、置いてあった。

同じく宝島社新書の「捨てる技術」は、八重洲ブックセンターでは、ベストセラーの三位に入っているようで、あちこちのカウンターに置いてある。
ここまで売れると、あとは加速度的に、売り上げが伸びるだろう。
「捨てる技術」は、おそらく、内容よりも、タイトルで売れたのだと思う。
いまは、みんな、物を持ちすぎて、捨てたい捨てたいと思っているのだから。

でもそれなら、「買わない技術」のほうが、いいと思うが。
本を開けると、「この本を買うな!」と書いてある本。
売れはしないだろうけれどね。

次に、新宿紀伊国屋に行ったら、ここも、平積みで゙置いてある。
ただ、宝島社新書というのは、毎月10冊発売されるので、勝負は、一ヶ月だね。

六本木の誠志堂の二階の奥に、宝島社新書のコーナーがあって、ここは狭いが、新刊の10冊のうち、3冊が表紙を表にして置いてあった。
「間違いだらけの海外個人旅行」は、その3冊の中に入っていた。

ま、こんな感じです。

正直、売れても売れなくてもいい。
出したことだけでいいんだからね。

ただ、変に、中途半端に売れたり、後で売れ出したりという風になって欲しくない。

売れるか売れないか、すぐに決めて欲しいなー。

実は、この出版の件で、いろいろ頭を悩ますのも、飽きちゃったんだ(笑)。

(2000/06/10)

6月12日 「みどくつ通信、営業指令!」

「みどくつ通信」は、「光通信」みたくな、社長は楽をしていて、営業社員だけが苦しむような、そんなひどい所じゃないよ。
「みどくつ通信」では、上のものが率先して営業に回っている。

つまり、「みどくつ通信」総統、みどりのくつした氏は、自分の本を書いただけではなくて、実際に営業して歩いているのだ。

新宿駅東口の紀伊国屋書店、ここは一階に特別に隔離されて、「旅行本コーナー」がある。
新宿に集まる、勉強しない予備校生、バイトに忙しい三流大学生、オナニー好きのプー太郎、誰でもOK病気持ち援交女という階層をメインターゲットにしているわけだ。
まともな旅行者は、新宿駅南口の紀伊国屋書店洋書売場で、Lonely Planetを読むに決まってるからね。

ここには「旅行ガイドブックみたいな、レベルの低いものに興味を持つ、頭の悪い連中には、紀伊国屋の建物の中に入って欲しくない」、「旅行記や旅行ガイドブックなんかは、まともな本とは認めない」という、紀伊国屋書店の断固とした立派な信念がうかがえる。

もちろんそこには、建前を並べた、嘘だらけの、何とか楽をして金もうけをしたいという意図だけででっち上げられた、数々の本が並んでいる。
日本のガイドブック、つまり、ライター志望の馬鹿女連中を安い金でこき使って、旅行経験の乏しいド素人のいいかげんな話に頼った、旅行に出ることがなにか格好いいことだと誤解している馬鹿読者(旅行通)を騙している本や雑誌が山積みになっている。

ところで、もともと出版業界には、古くからの習慣があって、「旅行関係の本は、まともな本と認められていない」。
だって、旅にでさえすれば、旅行記なんて、誰でも書けるのだから(笑)。

当然、僕の本、宝島社新書の「間違いだらけの海外個人旅行」は、ここでは発見できない。

僕の書いた「間違いだらけの海外個人旅行」は、一流総合出版社「宝島社」の堂々たる新書なのだから、こんな、素人ライター崩れが、鼻くそみたいな金をもらってでっち上げたクズ本のところには、置いてないのだ。
紀伊国屋書店の建物の中、二階の宝島社新書のコーナーに平積みになっている。

ここに並ぶと、紀伊国屋書店の特に選ばれた美人店員「ミス紀伊国屋」が、一時間ごとに絹で出来たハタキをかけてくれるという話だ。

もちろん、このまま置いていても、僕の本は、十分にベストセラーになる。
しかし、ベストセラーになるには、最終的には、頭のわるい、下層階級を取り込まざるを得ない。
レベルの低い連中には、僕の高級な本は買って欲しくないのだが、定価を付けてしまったから、販売拒否が出来ないのだ。
それに、頭の悪い連中は、身分不相応に、流行に無理矢理付いてきて、流行に乗り遅れまいとするものなのだ。

僕としては、できるだけ読者を選びたいので、次回は全部英語で書こうとも思っている。

ところで、僕は、この、クズ旅行本のコーナーに、僕の「間違いだらけの海外個人旅行」を置こうと思った。
だって、「地球の歩き方」の横に、「ガイドブックで地球は歩けない!」というオビのついた、「間違いだらけの海外個人旅行」があれば、誰だって読みたくなるに決まっているから。
それに、面白いからさ(爆笑)。

この旅行本コーナーのカウンターに行って、責任者に話をしたいと言ったら、不在だった。
そこで、責任者に、「『間違いだらけの海外個人旅行』を置け!」というメモを残した。

こういうふうに、「みどくつ通信」では、トップに立つものが、自分で営業に歩いているわけだよ。
いまどき、作家が自分で歩いて、書店に出向いて、自分の本を売るように交渉するなんて話がどこにあるだろうか?
僕だけだよ。
それだけ、がんばってるんだね。

だから、
僕のファンの諸君ならば、自分で、食費を削ってでも、僕の本を何冊も買うのはもちろんだ。

書店に行ったら、「間違いだらけの海外個人旅行」を、旅行本コーナー、「地球の歩き方」の横に置くように交渉したり、勝手に「地球の歩き方」の横に置いたり、「地球の歩き方」に挟んだり、して下さいね。

(2000/06/12)

6月16日 「図書館で本をリクエストしよう!」とその結果(2000/06/27)

僕の本「間違いだらけの海外個人旅行」を一冊買って、あまりに面白いので、友達に勧める人も多いという。
しかし、本を勧めるような友達が少ない人、友達が多くてもすでに全員に僕の本を買わせてしまったという人、まだまだやることがあるよ。

それは、図書館に、「間違いだらけの海外個人旅行」をリクエストすること。

僕は「地球の歩き方」も、旅行記も、旅行雑誌も、結構読んでいるが、もちろん自分で買うはずがない。
近所の図書館で、借り出して(check out)読んでいるんだよ。

全国には、県立図書館、市立図書館、区立図書館、等々たくさんの図書館があるので、みんな、近所の図書館で、リクエストして、購入させるようにして下さい。

もちろん僕は自分でも行動している。
近所の図書館で調べてみると、僕の本が地域の図書館になかった。
そこで、僕は「間違いだらけの海外個人旅行」をリクエストした。

リクエストのカードに、本のタイトルや、出版社、値段などは、すらすらと書ける。
リクエスト者の自分の名前も、もちろん書ける。

でも、なぜか、本の著者の名前は書けなかったなー。

ひょっとして、こういう場合は、僕が図書館に本を寄贈しなければならないのかな?

とにかく、リクエストしたので、その返事を待ちたいと思います。
(著者と同姓同名だといえば通るかな???)

(2000/06/16)

「図書館で自分の本をリクエストした結果は」

6月16日に、自分の本を自分の名前で、近所の地域図書館でリクエストしたら、今日(6月27日)電話があって、図書館に届いたのこと。

というわけで、借り出してきて、いま、手許にある。
ちょっと気になるのは、本のオビがなくて、ちょっち迫力がなくなってること。

でもいいさ、これでまた一冊、「間違いだらけの海外個人旅行」が売れたんだから。
(それに、図書館が、税金を投入して購入してもいいと認めた、ちゃんとした本だってこと)

(2000/06/27)

6月19日 「パソ通、インターネットには社会性のない人ばかり」

最近、僕の本「間違いだらけの海外個人旅行」の宣伝のために、パソ通(ニフティ)の同報メール、インターネットでe-mailくれた人たち、HPの掲示板に書いてくれた人たち、旅先で出会った人たち、などへ、e-mailをたくさん出した。

そのため、同じ人にダブって送ったり、「読みました」とe-mailをくれた人に「読んでね」と書いたりと、いろいろ失礼がありましたが、この事情をご了承ください。
でも、何通も同じ内容のe-mailが届くということは、僕のいろんなリストに複数登録されているということだから、悪いことじゃないよ。

それにたいして、たくさんの方から、返事を頂きました。
ありがとうございます。

そこで再確認したのが、パソ通の人間は、全く社会性がないってこと。

僕はパソ通(ニフティ)関連で、個人的にもいろんな人と会ったことがあるし、オフ会やなんかにも参加したことがある。
僕が参加したフォーラムは必ず盛り上がり(笑)、まあ、ニフティで僕の名前を知らなければモグリという噂もあるくらい、僕の名前は売れている。

直接会っていなくても、著者から直々に本の案内が届けば、返事を書くのは一般社会の礼儀。
僕と一度でも会って話をした人間ならば、本を出したと連絡があったら、「おめでとうございます」とか「すぐに買いに行きます」とか「これからもがんばって下さい」とか、嘘でも書くのが社会の常識だよ。

しかし、僕に当然返事をすべき人間から、返事が来ない。
こいつら、性格的にもサイテーだが、頭も悪いね。

返事を出さないことで、自分の社会性の無さ、無能さを証明していることが、理解できないんだ。
やはり、パソ通なんかで、大きな顔をしているような連中は、単純に、社会から落ちこぼれているんだよなー(そんなことは、昔からわかってることだけどさ)。

それでいて、いまでも、パソ通の中では、社会の在り方がああだこうだとか、若いものは礼儀を知らないだとか、人の発言の仕方がいいとか悪いとか、何の役にも立たないことを書きあっているんだからさ(笑)。

また、インターネットでも、掲示板で、意味もない、中身のない発言を、だらだらやって、幻想の人間関係にしがみついている連中がいるが、こういう口先だけの人間からも、e-mailの返事は来ていない。

パソ通(ニフティ)やインターネットで、声の大きいだけの人間は、社会性のない、僻み根性だけの、オチコボレだと、ここでも証明されたことを、報告しておきます。

正直、こういう連中が駄目なのは、単純に、どういじっても、役に立たない、つかいものにならない、ってことなんだよ。

(2000/06/19)

6月25日 「世界旅行者協会・出版記念パーティ」

売れに売れている「間違いだらけの海外個人旅行」の出版記念パーティが、昨夜、6月24日、銀座某ビアホールにおいて催されました。

世界旅行者協会長老のK氏、その美人妻御子息(2歳)と、銀座某書店、宝島社新書コーナーで待ち合わせした世界旅行者は、テーブルを予約してあった、銀座某ビアホールへ。

そこへ、元アイドル歌手、現在美人ライターさんが到着、花束を頂きました。
次に、ハワイと日本で旅行代理店を経営していた、大金持の美女が、ボーイフレンドを連れて、登場。
宝島社の担当編集者さんも、いらっしゃいました。
もと小説家、銀座ホステスさんも、御来席。
ホテル加宝でしりあった、年金暮らし悠々自適の男性は、アメリカ人美女と到着。
さらには、美人弁護士夫人美人大学医学部教授夫人もいらっしゃいました。
最後に、某テレビ局勤務の美女も参加。

みなさんの「間違いだらけの海外個人旅行」に、カエルの絵をいれたサインをしました。

みなさん、どうも、ご出席ありがとうございました。

(2000/6/25)

6月28日「週刊宝島にインタビュー掲載」

東京では今日発売の「週刊宝島」(7月12日号)に、世界旅行者のステキな御写真付き、インタビュー記事が掲載された。
ちょっと前の「日刊ゲンダイ」にも、美人記者さんによって、僕の本と世界旅行者の発言が紹介された。

「間違いだらけの海外個人旅行」によって、新聞と雑誌のインタビューを受けたわけだが、共にビールをうんと飲ませてくれたのが、うれしかったなー。

あと、テレビ局出演だが、テレビ東京なんか、ネライだな。
テレビ局の皆さん、よろしくねっ。
ビール飲ませてくれたら、なんだってしゃべっちゃうよっ。

(2000/06/28)

6月30日 「本は出たけれど、大切なものが…」

「間違いだらけの海外個人旅行」は、無事出版されて、重版されて、まあ適当に売れているようだ。
二冊目の本を書く話も進んでいる。

しかし、一番大切な、「モテモテー!」の話が、全くない…。

だいたいだよ、女の子にモテないなら、本を出版しても、仕方ないじゃないか。
本を出せば一生、女の子に不自由しない、と思ったからこそ、書いたのに。

まあ、6月も今日で終わりなので、7月からは、またいろいろと考えようっと。

(2000/06/30)

 

 

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