《ベストセラーへの道》
→home →previous →next7月2日 「日本経済の活性化は高年齢者のセックス問題の解決から」
最近、インタビューやなんかで新しい人と会うことが多い。
新しい人と会って話をする利点は、新しい刺激を受けて、そのなかでいろんなアイディアが浮かぶところだ。以前から、僕が考えているのは、日本文化の中にあるセックスを正しく受け止めて、誰でもセックスが楽しめる、キモチイイ社会をつくるということ。
「間違いだらけの海外個人旅行」第四章「旅のヒント38」の28番目「本当に旅行しているのは引退した資産家夫婦」(p200)にも書いたが、高年齢者層は、お金を持っているのに使いみちがない。
だから、特に行きたくもない海外旅行に出るわけだね。人間、歳を取っても、性欲は落ちないどころか、ボケて理性が吹っ飛ぶと、性欲だけになるひとも多いという。
ということは、チャンスさえあれば、海外旅行よりも、セックスにお金を使うに決まっている。
セックスをしたいという気持ちは、もともと理性を乗り越えるものだから、セックスを媒介にして、日本社会を再構築すれば、日本経済なんか、あっという間に回復する。それには、まず、援助交際を公認して、高年齢者層が援助交際に使うお金に、半額程度の補助金を出せばいいのだ。
そうすれば、高年齢者は、安くセックスを楽しめるし、女子高生も、老人をいたわる気持ちが生まれてくる。こういう大胆な社会変革をしなければならないが、現在の政治に期待できない以上、それには、世界旅行主義革命が必要かもしれないね。
(2000/07/02)
7月5日 「ビールを飲ませてくれるなら何でもしゃべる世界旅行者です」
「間違いだらけの海外個人旅行」の重版が出来て、宝島社から送られてきた。
重版ということは「第二刷」ということで、第一刷でわかりにくかった所に、ちょっと手を入れたりした。第二刷が出るって事は、まあ、売れてないわけではないみたいだ。
だから、「間違いだらけの海外個人旅行」を買って、あーおもしろかった!と思っても、自分がちょっとおかしいのじゃないかとか、変態かしら、と心配したり、まして、恥ずかしがることはないんだよ。
他にも面白いと思ってくれる読者はたくさんいるんだからね。逆に、ひょっとしたら、時代の先端を行ってるのかもしれないよ。
さて、
本が出て、日刊ゲンダイの美人編集者と会って、六本木でビールを飲んだ。
週刊宝島の編集者、カメラマン、ライターさんには、銀座ライオンでビールを飲ませてもらった。次はテレビ局に飲ませてもらおうと、待機しているのだが、どうも話が来ないようだ。
ビールさえ飲ませてくれれば、あることないこと、何でも話すので、話を持ってきて下さいね。(2000/07/05)
7月9日 「世界旅行主義革命の理論と実践」
僕の本「間違いだらけの海外個人旅行」は、本格的なベストセラーにまでは、まだなっていないが、、重版もされ、まあまあの売れ行きを示している。
売れているということは、僕の予想通りでもあり、また、予想を外れてもいる。
全く売れないことも考えていたが、その時は、幻の本として伝説になるわけだから、それも格好いいので、期待していた。
しかし、日本社会も、徐々に、僕の主張する方向へ向かっていたんだ。ある程度売れているということは、当然売れるべき内容があるわけなのだから予想通りなわけだ。また、逆に、売れるべき本が受け入れられないということも、社会の発展段階によっては、ありうる事で、現代日本社会が僕の本をある程度受け入れるまで、成熟していたという意味では、予想を外れていた。
読んだ人にはわかるが、「間違いだらけの海外個人旅行」は、かなり知的な本で、決して海外旅行のテクニック本ではない。
旅行の本の体裁を取りながら、日本人と日本社会を論じ、来るべき新しい社会を提示する、社会革命の書なんだ。この社会革命の理論を、「世界旅行主義」という。
それだけ、奥深く、レベルの高い本であるにもかかわらず、逆に、この本は、猛烈におかしい。
知的レベルの高い人たちからは、「おもしろすぎ、笑いすぎて、読んでたら電車を乗り過ごした」という連絡をたくさん頂戴している。日本の一般マスコミは、非常に保守的で、新しいことを何も受け入れず、あいかわらず馬鹿馬鹿しい旅行本を出しつづけているが、少々売れた所で、それらは、社会的に全く意味がない。
彼らの知能では、僕の本の面白さ、すごさが、まだ理解できていないようだが、時代とともに、徐々に浸透していき、そのあとは、一気にブレイクするだろう。
これを、誰にでもわかりやすく例えると、まあ、処女が前戯なしに、いきなりデカチンを挿入されて、「いたーい。キモチヨクない」と文句を言っている状態なんだね。
慣れれば、どんどんキモチヨクなることになっている。いま、二冊目の本を書いているが、二冊目の本との相乗作用によって、一冊目の売れ行きは、ますます伸びて、今年末には、完全なベストセラーになると考えている。
現在執筆中の二冊目の本は、やはり、旅行、特に、国境を越えるお話を中心にして、ものすごくディープに、知的に、おかしく、書きあがる。
三冊目の本の話もきているが、正直、僕は旅行に飽きてしまってた。
一冊目、二冊目のように、旅行に例えて、人生を語るよりも、ダイレクトに論じた方がいいかもしれない。読者からも、「援助交際国家論」のようなものをもっと書いてほしい、「外人セックス論」も読みたい、という要望がたくさん届いている。
最終的には、正面から「世界旅行主義」を論じて、日本に「世界旅行主義革命」を実現することを、僕は考えている。「世界旅行主義革命」とはなんだろう?
それは、みんなが、働かなくとも、飲んで、食べて、セックスできる、楽しい社会だ。人間は、生まれて来た以上、死ぬまで楽して生きる権利がある。
これがみんなが喜ぶ「世界旅行主義」だ。
現在、「世界旅行主義革命」の同士を募集しています。
美人人妻さん、学生さん、看護婦さん、スチワーデスさんなど、是非、この革命運動にご参加下さい(男性は現在募集していません)。男性は「間違いだらけの海外個人旅行」を買うことが、この革命運動の一翼をになう、「世界旅行主義革命」活動であることを自覚して、どんどんと本を買ってね。
(2000/07/09)
7月10日 「努力しないで、楽に生きるのが世界旅行主義」
いま、ある所に、自分の本の宣伝のために、「努力しないで本を出す方法」というのを書いている。
なにしろ、僕は全く努力せずに、なんとなく「間違いだらけの海外個人旅行」が世に出てしまったのだから。
しかも、いまのところ、ある程度、恥ずかしくないくらいは売れている。努力をせずに、流れるままに、なにかをしてしまう。
これは、僕のオトクイで、なにしろ、2年8ヶ月の世界一周旅行も、世界一周旅行をするつもりなど全くないままに動き回っているうちに、世界一周をしてしまったのだ。いま、世界一周を「計画」して、旅に出る人が多いが、それは間違い。
世界一周は、神に導かれて、たらたら旅していると自然にできるのがホンモノなんだよ。パソコン通信や、インターネットに参加したのも、単純に、僕の主催する「世界旅行者協会」の会員募集のためだった。
パソ通には、旅行に興味のある、海外旅行経験豊富な、話の面白い、知的な人たちがたくさんいるだろうから、一緒にお話したり、お酒を飲んだりしたいなー、という純粋なキモチだったんだ。
しかし、残念ながら、ニフティには、世界旅行者協会にふさわしいレベルの人間がいないどころか、まともな普通の人間もいなかった。
いたのは、日本社会のオチコボレの、オタク諸君だけだった。その不毛に終わった会員募集の途中で、FWORLDTのシスオペやスタッフを始めとする、ド素人旅行者、旅行をネタに大きな顔をしたいだけの人間、パソ通以外では友達の出来ない暗い人、たちからずいぶんイジメめられたものだ(笑)。
でも、自分より完全に劣っている人たち、完璧に自分よりレベルの低い連中、一般社会ではイジメられっこで居場所がなくてパソ通に逃げてきたような人間たち、からの「イジメ」(爆笑)なんて、イジメにもなんにもなっていない。
それで、彼らを無視して、自分のキモチイイままに、正しいこと、面白いことを書いていたら、知らない間に、自分の名前が売れてしまった。
現実社会には、パソ通にいるような、頭のわるい、オチコボレ諸君だけではないんだからさ。
だから、努力せずとも、雑誌への旅行エッセイ連載を依頼されたり、編集者、テレビ関係者、ライターさんなどとの付き合いが自然に出てくる。自然に本を出す話も出てきて、自然に、たいした努力もせずに、本を書いて、出版されてしまったってわけだ。
だから「間違いだらけの海外個人旅行」は、これからますます売れて、自然にベストセラーになると思うよ。この本の出版以前にも、出版話はいろいろとあった。
しかし、僕は自分から、売り込んだり、お願いしたりしなかった。それは、一つには、自分の書くものに自信があって、いつか社会が僕に追いついてくるという考えがあったから。
もう一つは、ただひたすら面倒だったからなんだね(笑)。というわけで、たらたら生きていたら、本が出てしまったのだから、これはこれでいい。
理想的な展開だ。
しかし、本を出す前に期待していた「本が一冊出れば、女の子にモテモテー!」というのは、全く予想が外れた。
実は、女の子に対しても、僕は、努力をしないで、女の子から迫られて、ホテルに連れ込まれて、逃げられなくなって、しかたなしにやられちゃう、というのが、理想だ。
いままでも、女のこと付き合うときは、自分から積極的になったことがない。
女の子のほうが、積極的にアプローチしてくるんだよ。
僕は、基本的に、女の子に電話をかけることもないんだから。これは、ちゃんとそこの所を理解して、積極的に行動して欲しいものだ(>女性ファンの皆さん)。
さて、本も出た、HPにバナーも付けた、ということで、現在は次の方向が見えない。
このまま同じことをやってても、面白くない。インターネットのあちこちの旅行掲示板にも、飽きたね。
いつまでたっても「どこどこのことを教えて下さい」とか「ここそこへ行きました」とか、同じことの繰り返しだし、まともな情報はないし、ちっとも役に立たないんだもの。よく考えてみると、いま僕にとって大切なのは、二冊目の本を、本格的なベストセラーにすることだ。
しかも、その可能性は非常に高い。つまり、いまは、インターネットのあちこちの会議室やなんかで、どれも同じようにオタク諸君をイジって無駄に時間を潰すよりは、本を書くことに集中した方がいいに決まっている。
ということで、僕は、基本的には、次の本を書くことに全力を集中します。
ファンの皆様、ファンじゃない皆様、そこんとこを、ご理解下さい。
そして、僕の本「間違いだらけの海外個人旅行」を買って、何度も何度も繰り返し、じっくり読んでください。
それから、いまどきインターネットなんかに本気で取り組んでいる人たちは、ちょっと人生を考え直して下さい。
インターネットは、手段であって、目的じゃないんだよ。もうすぐ、インターネットは日本国民なら誰でも簡単にするようになる。
特別なものじゃなくて、あっという間に、小学生も、おじいさんやおばあさんも、参加する、普通の社会と同じになってしまう。だから、一般社会でも普通に面白い人間じゃないと、インターネットでも相手にされないし、女の子にだってモテないよ。
インターネットにしか居所のない人間は、すぐに終わってしまうよ。新しいことを見つけて、自分を常に新鮮にしておかないと、誰も寄ってこなくなるよ。
(2000/07/11)
7月30日 「間違いだらけの海外個人旅行」の現状と展望
ラオス・タイ旅行から帰ってきたら、e-mailがいろいろ入っていて、その中でわかった事だが、どうやら宝島社は、週刊宝島の電車内吊り広告の横に、僕の「間違いだらけの海外個人旅行」の宣伝を大きく入れたようだ。
また、7月26日の朝日新聞15面に、五段組みで僕の本「間違いだらけの海外個人旅行」の宣伝が掲載された。
天下の朝日新聞で、本の宣伝が五段組みで載るというのは、これは非常な力の入れ方だ。
これがどれほど宣伝効果があるのかについては別において、宝島社のご努力には、心から感謝しておきたい。さて、帰国後さっそく、行き付けの本屋をチェックしてみたが、紀伊国屋書店新宿本店では、相変わらず平積みで、しかも、かなり売れている雰囲気だった。
ところが、おなじ紀伊国屋書店新宿南口店では、本が置いてなかった。六本木の誠志堂書店にも置いてなくて、あおい書店では棚に一冊置いてあるだけだ(がっかり)。
しかし、青山通りのLIBROでは、宝島社新書として、ベストセラーの「捨てる技術」と、僕の本「間違いだらけの海外個人旅行」の2冊だけが、平積みになっていたので、うれしかった。
LIBROは、いい判断をしているようだ。僕は自分の本を売るために、暑中見舞いハガキを出したのだが、その関係で、京都大学時代の友人などから、あれこれ、連絡が入っている。
正直言うと、これは困る。
僕の友人は、一流会社のエリート社員ばかりなので、世界旅行者の僕と会っても話が合うはずないんだよ。でも、別の女性の友人と込みで、飲ませて食わせてくれるなら、会ってもいいとは思うけれどね。
いまのところ、考えるのが面倒なので、放ってある。10月に第二弾の本が出る予定なので、それを書いてます。
まあ、本も、一冊目が重版されて二刷になり、一冊目に続いてすぐ二冊目が出るという展開なら、この流れは流れとして、悪くはないということか。
一区切りはつくだろう。いま、タイ・ラオス旅行に関して、「メコンを越えてラオスへ」というのを書いているけれど、このなかで、日本の将来像について、深く考えてみたいと思っている。
岩波書店の「世界」、文藝春秋社の「文芸春秋」などからの原稿依頼を待ってるので、恥ずかしがらずに声をかけて欲しいものだ。
もちろん、テレビ出演して、モーニング娘と共演することも、本の宣伝になるなら、断わりませんよー。
(2000/07/30)
8月11日 「お買い得パック、発売します」!!
「間違いだらけの海外個人旅行」は、都内の有名書店でも、もう見つけられないくらい売れているようだ。
古本にはプレミアがついて、4000円から5000円の値段がついているという。そんな古本に高い金を払わなくてもいいよ。
どうしても欲しい人は、僕のところに連絡をくれれば、お名前をサインして、みどくつ名刺を付けて、新本を4000円プラス郵送料で、「お買い得パック」を販売しますから、ご連絡下さい。
(2000/08/11)
8月25日 「売れてるので、第3刷も間近です」
読者から、「間違いだらけの海外個人旅行」は、どこで買えるのかという
e-mailをもらいます。
僕も、都内主要書店であんまり見かけないので、
問い合わせをしたら、出版社から、返事がありました。それによると、
>>売れているので、
>>新刊に合わせて大々的に重版するか、
>>場合によってはそれまでに一回、
>>「つなぎ」で刷るかもしれないということでした。
僕の知ってる範囲では、新宿紀伊国屋本店では、
宝島社新書の新刊とは別のところで、平積みになっています。
カウンターで聞くと教えてくれます。自分で捜してまわるより、近くの本屋さんに取り寄せてもらうのが、
一番安いし、確実ですよ。(2000/08/25)
8月29日 「某出版社編集者さんありがとう!」
昨日、某出版社の編集者さんと会って、本の話をした。
もちろんビールを思い切り飲ませてもらい、中華料理を食わせてもらった。僕は、自分が金を出さずに、向こう持ちで、飲ませて、食わせて、(抱かせて)もらえることが、大好きだ。
だから、高級官僚になっていたら、業者の接待攻めに、すぐに陥落していただろう。
高級官僚にならなくて良かったー!出版関係じゃなくても、美人女子大生さんでも、美人人妻さんでも、美人OLさんでも、美人看護婦さんでも、大丈夫ですから、そこのところ、ヨ・ロ・シ・ク!
昔、「GON!」の連載の時は、相手のオゴリだというので飲みすぎて、帰りにJR田町駅で、ホームにのた打ち回って吐いたが、さすがに僕も大人になったので、吐くことはなかった。
しかし、吐く寸前で飲み食いを止めたので、手をつけていない中華料理が残ってしまって、それが残念だった(アメリカなら、ドギーバッグに入れてもらうのだが…)。そこでも繰り返したのだが、「人間、楽して、キモチヨク生きるのがいい」ってこと。
旅行も、社会も、そういう流れになってきている。
頑張る時代は終わったし、日本人は頑張れないと思う。あとは、キモチヨク滅びていけばいいさ。
旅行の流れも、そういう風になっている。人間、できるだけ働かないで、楽なことをして、死ぬまでキモチヨク生きていたいものだよね。
ところで、「間違いだらけの海外個人旅行」は、確かに売れているようで、現在ベストセラーランクには入ってないが、ロングセラーにはなるという雰囲気だ。
新宿MYCITYの6階の本屋では、平積みになっているのを最近見たので、手に取ってみたい人はどうぞ。(2000/08/29)
9月1日 朝日新聞、日経新聞に本の広告が載った!
8月25日の日本経済新聞に、「間違いだらけの海外個人旅行」の広告が載った。
これで、朝日新聞、日本経済新聞に広告が掲載されるという偉業が達成された。「間違いだらけの海外個人旅行」は、しばらく小さな本屋さんなどから消えていたが、最近また、置いてあるのを見かけるようになった。
大手書店では、平積みになっている。そこでアドバイスしておくが、本というものは、見かけたときにすぐに買った方がいい。
僕が「間違いだらけの海外個人旅行」を書くときに参考にしたのが、「トンデモ本の世界」だ。
これは、最初に洋泉社から出て、それから宝島文庫に入った。
宝島文庫の「トンデモ本の世界」を見かけたが、そのとき、あとで買おうっ!と買わないままにして、次に「トンデモ本の逆襲」を文庫で買ったときに、「トンデモ本の世界」も買おうとしたら、見つからなかった。
問い合わせをしたら、版元で品切れだとのことだ。
人気のある本なので、いつかは再版されるのだろうが、それがいつか、わからない。僕はトンデモ本シリーズを集めているのだが、「トンデモ本の世界」は、だから、手許にない。
このように、気になる本は、見つけたらすぐに買ってしまわないと、一生手に入らないかもしれないよ。
特に「間違いだらけの海外個人旅行」は、友達もその友達も欲しがるだろうし、自分でも一冊は、まっさらで保存しておきたいだろうから、見つけたら何も考えずに5冊ぽんと買うこと。5冊買っても、たったの3500円だ。
養老の滝で一回飲めば、お仕舞だ。これで、一生楽しめて、役に立ち、余った本を売れば、大もうけだよっ!
(2000/09/01)
9月15日 英語の本でベストセラー計画
僕は正直言うと、海外旅行について書くのに飽きた。
日本人で海外旅行に関心を持っている人たちのレベルは、ほとんどは偏差値50以下で、ひどく頭が悪い上に、友達がなく、性格も暗く、冗談が通じないので、僕の本の素晴らしさを理解できない。
つまり、こういう連中を読者にしたら、本格的なベストセラーになりにくいってわけだね。僕の書くものは、異常に知的なのだが、僕の本「間違いだらけの海外個人旅行」を読んで、本当の凄さを感じられる人は、もともと旅行なんかに興味を持たない。
僕が本当に知的なものを書いても、日本人のほとんどは理解できない。もちろんレベルを下げれば、ベストセラーなんかは、簡単だ。
例えば、アフリカへ旅に出て、そこで、思いがけなく出会った、現地の人との心のふれあい、旅で起きた面白話を挟んで、世界中変わらない人の心の優しさ、人生の素晴らしさを謳い上げれば、簡単にベストセラーになる。しかし、僕はそんな馬鹿馬鹿しい嘘がつけないんだよ。
僕は、そんな本を読む馬鹿が大嫌いなんだからさ。
いくら金を積まれても、そんな非人間的なことは出来ない。そこが、日本中どこにでもいる安ライター諸君と僕とが、根本的に違う所なんだよなー。
しかし、本屋に行くと、屑のような英語本がたくさん並んでいるのを見つけた。
「こんな英語に関する本」を読んで、なんの役に立つのだろう?
役には立たない。英語について日本語で書いてある本をいくら読んでも、英語は上手にならない。
英語を本当に学びたいなら、まず、英語を読めばいいだけなのだ。しかし、僕は日本人はどうやったって、英語が上手にならないことを知っている。
日本人が英語が出来ないのは、日本人の根本的な国民性の問題で、知性の問題ではないからだ。
日本人は、絶対に、英語をすらすら読めたり書けたりにはならない。
そうなったら、日本人ではなくなってしまう。ということは、英語については、僕が何を書いても、後ろめたくないことになる。
英語なんか、日本人は、どんな本を読んでも、話せるようにはならないのだから。しかも、海外旅行が好きな頭の悪い人たちは、英語が上手になりたいと思ってはいる。
もちろん、それに対して、努力する気持ちなど、全くない。そこで、「海外旅行の英語」というタイプの本が、数多く出版されている。
中身は全くない。
第一、英語も知らず、海外旅行もしたことのない連中が、書いているのだから。とすると僕が、海外旅行と英語を混ぜた本を書けば、これは、必ずベストセラーになる。
僕は、英語、フランス語、スペイン語、日本語を駆使して、世界中を旅してきた本物の世界旅行者先生様なのだから。
また、僕はケンブリッジ英検特級(CPE)、英検一級、通訳案内業試験(英語)を持っていて、TOEFLも満点に近い点数を持っている。
ロンドンの語学学校で勉強したこともあれば、LA、バルセロナ、アンティグア(グアテマラ)で学校に通ったこともある。
留学生の友達も多く、話のネタは、山ほど持っている。もちろん日本人で英語について書いてある本を読む人たちは、英語を見ると頭が痛くなるレベルの人たちなので、英語を出来るだけ少なくして、海外旅行の話を多くする。
とても読みやすく、英語を勉強したような気持ちになれる。
また、英語がたいして話せなくても、外国人と簡単に友達になれる方法が書いてあるわけだから、とても役に立つ。
これでベストセラー確実だ。
(2000/09/15)
9月21日 新感覚の社会評論家宣言
僕の「間違いだらけの海外個人旅行」を持って海外旅行に出て、その中で「これはただの旅行本じゃない。奥深い人生論だ」と看破した出版社社員がいたとか。
先日、某有名出版社の編集者さんと会って、ごちそうになりながら、こういう話をした。
僕は旅行の本を書いていると見せかけながら、実は、別の事、もっと大切なことを書いている。
人は、何を求めて旅に出るのか?
つまり、人の生きる意味とは?人はただ、自分の生きる意味を考えつづけている。
旅はその意味を求める一つの手段に過ぎない。混迷のただなかにある現在の日本を考えるためには、日本を離れることが必要だ。
また、世界中の異なった価値観を持った人たちと日本人との比較がなければ、日本人を考えることは出来ない。そういう意味で、僕は新しい形の社会評論家として、もうすぐ売れに売れて、モテてモテて、ポコチンの先が乾く暇がなくなるだろう。
歳を取ってきたので、ちょっと対応する自信がないが、バイアグラもあるので大丈夫だ。だから、旅行のことだけを書くのは、気が進まないが、やはり、人間は基本を大切にしなければならない。
基本を押さえてこそ、応用があるわけだ。
僕にとって、それは長期海外個人旅行というものだけれどもね。例えば、小田嶋隆の「人はなぜ学歴にこだわるのか。」という本を(図書館で借りて)読んでいるが、この小田嶋氏は、早稲田大学教育学部卒業だ。
でも、早稲田の教育学部程度で、学歴は語るのは、ちょっと恥ずかしい。
本の中身も、たいしたことはなく、なるほど、早稲田の教育学部レベルだ。しかし僕は、京大の工学部卒なので、学歴を書かせても、もっとぐっと深くなる(→「キューバ旅行記」から「東大を頂点とする日本の学歴システムが、お受験を生み出している」参照)。
それと同じように、世界一周旅行、世界百カ国旅行をやってないで、海外旅行は語れない。
また、乱交パーティもしないで、セックスは語れないよね。一つの欠点としては、僕としては、世界のすべての地域に行ったと、まだ言えない。
西アフリカへ旅行してないからだ。だから、西アフリカへ行って、ハードカバーの本格的旅行本(一冊3500円程度)を出して、そのあとで、エッセイを書き飛ばして、講演で金稼いで、気楽に生きていくつもりだ。
量ではなくて、質で勝負するので、僕にエッセイを書いて欲しい、雑誌編集者諸君は、いまから、僕に会って、飯を食わせておだてまくって置くことが、大切だよ。
出版社なんか、あと10年もすれば、きれいになくなってしまう。
こういう基本がわからない人が多いから、出版不況だといわれるんだよ。(ところで、僕の本「間違いだらけの海外個人旅行」は、現在、ほとんど本屋で見つけられません。ただ、情報によると、新宿駅のマイシティ6階の書店には、平積みで置いてあるそうです)
(2000/09/21)
10月6日 新宿に「間違いだらけの海外個人旅行」が二冊あるという情報
いま、友人から、新宿東口の紀伊国屋書店二階で、僕の本を2冊見たという電話があった。
2冊なら、早く行かないと、なくなっちゃうよ。
明日の朝なら、あるかもしれないので、すぐに飛んでいくこと。
「間違いだらけの海外個人旅行」は、本当に貴重品で、なかなか入手困難なんだよ。かわいい女の子なら、会ったときにサインしてあげるから、とにかく、現代に生きていて、旅行に興味があれば、一冊は持っておくのが常識だ。
(2000/10/06)
10月9日 六本木あおい書店に一冊あるらしいよ
六本木あおい書店に、「間違いだらけの海外個人旅行」が一冊あるようだ。
すぐうれちゃうだろうなー。
倍の1400円にすればいいのに。(2000/10/09)
10月30日 紀伊国屋書店新宿南口店に一冊あった。
新宿駅南口、高島屋の先の紀伊国屋書店新宿南口店に行ったら、「間違いだらけの海外個人旅行」が一冊あった。
他の本は、二冊ずつ置いてあるのに、「間違いだらけの海外個人旅行」だけが一冊だった。
これは、本の数が少ないんだよね。
明日まであるかな?
急いだ方がいいよ。ところで、出版社は、いつ、重版かけるのかなー。
(2000/10/30)